Love Fashion. Love Shose. Hate Heels!
おしゃれ大好き。靴大好き。ハイヒール大嫌い。ロンドンの人気ファッションエディター・ハンナが書いた“ぺたんこ靴”のバイブル『フラットシューズ宣言』を、おしゃれとお金の賢い関係を綴った『ケチケチ贅沢主義』の著者・muccoが初翻訳。
どんなシーンにも合って履き心地抜群、ストレスフリーな靴が大集合したこの書籍からの抜粋に続き、PRESIDENT WOMAN Online描き下ろし&撮り下ろし、ハンナの最新お気に入りシューズをレポート!
カジュアルでもきちんと感を出す秘訣
わたしは4年ほど前からいっさいハイヒールを履かなくなりました。最初のうちは仕事や結婚式など、ふつうならヒールをはいていくような場に何を履いていったらよいのか悩みました。ヒールを履くとたちまち服も見栄えがして、スタイルアップするのですが、フラットシューズだとそうはいきません。だからちょっとした工夫が必要。ここではぺたんこ靴でもエレガントに見えるスタイルのコツ、をお教えします。
Ankle straps (アンクルストラップ)
アンクルストラップとTバーは足をきれいにみせてくれるだけでなく、とても女性らしい雰囲気が出ます。わたしのお気に入りはシングルストラップの靴。マルチストラップのものは背が低く見えることもあるので注意してくださいね。
Almond toes (アーモンド形のつま先)
丸みを強調したつま先のフラットシューズは少々子どもっぽくなってしまいます。洗練された感じにしたければ、アーモンド形、もしくは尖ったつま先を選びましょう。より大人っぽく見えるし、視覚のマジックで足も長く見えます。
Loafers (スリムラインローファー)
仕事にローファーを履いていきたいときは、伝統的なペニーローファーよりもラインが柔らかいものがおすすめ。かなり浅めでつま先に丸みがあるデザインで、足の甲をたっぷり見せるとスタイルアップできます。わたしはローファーにはショートパンツとメンズっぽいシャツを合わせて着ています。
Low cut vamps (ローカットヴァンプ)
ヴァンプ(vamp)というのは靴のつま革のこと。ここが短いほど、つまり、つま先のほうに向かって履き口が開いているほど足が長く見えます。足の指がちょっと見えるぐらいが理想的。
Brogues (紳士靴風)
職場には紳士靴っぽい紐靴を履いていくという手もあります。写真(左上)の靴は、弟の結婚式でも活躍してくれました。ポイントは「ちゃんと婦人靴としてつくられたもの」を選ぶこと。靴幅が狭く、つま先が細く、できれば女性らしい色のものがおすすめ。私のお気に入りは白!
いかがでしたか? ちょっとした工夫でカジュアルなフラットシューズでもきちんと感を出せるのです。
【プレジデント社書籍編集部より】
2015年4月、ハンナと会うため、ロンドンに渡りました。ハンナ最新のお気に入りは、HUNTERのサンダルと草履! パンツにもスカートにもよく合う優れものです。これから夏本番の日本でのおしゃれにも取り入れたいですね。
書籍『フラットシューズ宣言』は、パンプス、ブーツ、スニーカー、サンダルなどあらゆるスタイルのぺたんこ靴の由来と履き方を紹介しています。靴が大好きなお友だちへのプレゼントとしてもおすすめです。そしてハンナは現在、スニーカーばかりを集めた続編を執筆中とのこと。完成をお楽しみに!
(以上、PRESIDENT WOMAN Onlineオリジナル)
ファッション誌『インスタイル』の看板編集。ファッションジャーナリストとして7年以上の経験を持つ。フラットシューズのファンが集まる彼女のブログ、EnBrogue.comが話題となり、これまでにBBCラジオ、ガーディアン紙、タイムズ紙、サンデータイムズマガジン、オンライン版レッド、オンライン版ルックなどにとりあげられた。
(ハンナ・ロシェル著 mucco訳 プレジデント社刊)
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