日本人が聴きづらい音をふんだんに盛り込んだ英会話に、あえて雑音を加えた特製音声データをダウンロードして、今すぐ英語耳を鍛えよう!
文・テキスト作成・ナレーション 原賀真紀子
日本語を母語とする人に特有の「苦手」を洗い出し、そこを集中的に強化して、実地に近い訓練を積む──。これが、「英語耳」を効率的に養うリスニング・ブート・キャンプです。
この教材は、筆者が大学の教室で長年にわたって独自に集めたデータを基に作成しました。たとえばleaderをreaderと聞いてしまうなど、「日本語耳」ならではの聞き間違えパターンがあります。これらの実例をふんだんに盛り込んだ英会話をたくさん用意しました。
もう1つの特徴は、背景に雑音を入れたこと。雑音がないほうが聞き取りに集中できますが、現実の世界では、そのような「無菌状態」の英語を耳にすることはありません。人の話し声や音楽など、あらゆるノイズが背景に聞こえています。ナレーターのエリックさんとエリカさんには、3種類のスピード(ネイティブが普通に話す速度、ゆっくり、とてもゆっくり区切りながら)で録音してもらいました(ファイル名枝番a~cに対応)。本誌104~111ページに英会話の内容と和訳を掲載してありますが、最初は絶対にこれらを読まず、音声だけに集中してください。
聞くだけではなく、リピートしたり英語にかぶせるようにして音読したりするなど、ぜひ自分でも口を動かして練習してください。時々止めながら英文を書き取るのも、非常に効果的です。では皆さん、旬なトピックを集めた英会話で、「特訓」を楽しんでください!
■プレジデント付録バックナンバー
2016年3.14号付録「TOEIC改訂版予想問題のリスニングセクション音声データ付録」
2015年9.14号付録「TOEICミステリー70分ドラマ」
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