学習に辞書を活用することを覚えた子どもの次なるステップに活用したいのが「電子辞書エクスワード」だ。楽しみながら学び、調べる力を深める電子辞書活用について、筑波大学附属小学校副校長の細水保宏先生に話をうかがった。

筑波大学附属小学校 副校長 細水保宏先生

1954年神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院数学教育研究科修了。市立小学校教諭を経て、現職。著書に『算数のプロが教える教材づくりのコツ』(東洋館出版社)、『秘伝 細水保宏の算数教材研究ノート』(学事出版)など。
 

自分で調べる楽しさが
子どもの知的好奇心を育む

「電子辞書に収められている内容は外からは見えないもの。だからこそ子どもは探ってみたいと思うんです。宝箱を探るようにね」

電子辞書を手に笑顔を浮かべる筑波大学附属小学校副校長の細水保宏先生。電子辞書は知的好奇心を刺激する道具になる、と続ける。

「私自身、使ってみていいなと思ったのはジャンプ検索です。例えば<平城京>と引くと説明の中で<桓武天皇>と出てくる。桓武天皇がわからなくても、さらにジャンプ検索ですぐに調べられるので、知識がどんどん広がり深まっていくんです」

手のひらサイズの一台に、辞書や事典など数多くのコンテンツを収録しているから、縦横無尽に電子辞書を操って知を探索できるというわけだ。

タッチペンを使った直感的な操作も、子どもにとっては楽しみの一つ。

「何と言っても、手元に置いておけるのですぐに調べることができる。だから、辞書をひく習慣を身に付けることができます。また、タッチするだけで調べられるんですから、調べたい子はどんどん先に進むことができますよね」

でも親としては、電子辞書が手軽であるが故の心配も。

「もちろん、紙の辞書も大切で、その使い方は学校教育でしっかりと学びます。ですから電子辞書は家で親子で楽しみながら調べるのがいいと思っています。親子で一緒に、へぇそうなんだと驚いたり喜んだりするなかで、辞書を引くことへの抵抗感がなくなります」

さらに辞書を引くことが好きになることは、結果的には学力向上へとつながると細水先生。

「中学から高校、大学に進学していく過程で電子辞書は欠かせません。さらにこれからのグローバル社会では電子辞書を自由に操る能力が必要になります。小学生の今から、電子辞書を使いこなしていく価値は、絶対にあるんです」

電子辞書エクスワードのココがいい!