終わり良ければすべて良し

10月に大掃除をしておけば、年末の忙しさの中で「やんなきゃ」という追い込まれ感が解消します。ずっとやんなきゃ、やんなきゃと思っていると、家族で一緒に食卓を囲んでいても、カーテンが汚いなとか、窓も汚れているし、とイライラしてしまう。そうすると家族にも当たってしまい、いいことは何もありません。

心理学では、ピークの時と最後の時の2点だけが印象に残る「ピークエンドの法則」があります。また「終わり良ければすべて良し」という言葉もあるように、1年の最後に大掃除が終わっていれば、その年は良く終わった気がします。「今年の私、よく頑張ったな」、10月に大掃除をすれば、年末にはきっとそんなふうに思えるはずです。

構成=池田純子

西崎 彩智(にしざき・さち)
お片づけ習慣化コンサルタント Homeport代表

1967年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、住宅メーカーのインテリアコーディネータとして従事。結婚し、20年専業主婦を経験したが離婚。その後はヨガスタジオの店長としてスタジオに通う多くの女性のさまざまな相談に応じる。2015年、得意の片付けを生かして起業。お片づけ習慣化講座「家庭力アッププロジェクト」修了生は全国で2000名を上回る。