フェーズ1:午前はアウトプットの時間に

在宅勤務の時間割例

※『在宅HACKS!』(東洋経済新報社)をもとに作成

午前中は頭がすっきりしているので、最も負荷のかかるアウトプット向きの時間帯。文章を書く、アイデアを出すといった作業は、午前中に行うのが理想的です。

反対に、これを夕方や夜にとりかかると、午前中なら30分で終わるところが、1時間も2時間もかかるなんてことが起こりうるのです。

アウトプットするときは「鉛筆削りから始める」など、ハードルの低いルーチン作業からスタートすると、その作業がエンジンとなって、どんどんはかどります。自分なりのルーチンを見つけておくといいですね。

作業を進める際は、「25分集中して5分休む」を繰り返す「ポモドーロ・テクニック」を使うのがおすすめです。25分の中に、あれやこれや詰め込まず、文章を書くなら文章を書く、資料をつくるなら資料をつくる、メールを返信するならメールを返信する、と作業を一つだけに絞り込んで集中することで、余計なことに気を散らせず、よいアウトプットをつくっていくことができます。時間割の1コマに2ポモロードずつ入れていくのがちょうどよいのではないでしょうか。

フェーズ2:午後は打ち合わせを入れる

お昼を食べると眠くなるので、一人で作業をしていると、なかなかはかどりません。ですから、午後はオンラインで打ち合わせや会議などを入れて、なるべく人と顔を合わせましょう。

ただしオンラインだと、これまで休憩にあてていた移動時間がないため、休憩もせずに仕事を詰め込みがち。生産性を上げるためにも、3時ごろに長めの休憩を取るようにしましょう。

できれば体を動かして近くのコンビニに行ったり、散歩をしたりするとよいでしょう。

フェーズ3:3時以降はインプットに

3時に長めの休憩をとったあとは、ネットで情報を集めたり、調べものをしたり、インプットする時間にあてましょう。インプットするときは、わざわざデスクにつかず、ソファでリラックスしながらでもOKです。

ちなみに夕方、詰め込んだ情報は、夜寝ているときに脳で整理されるので、翌日はスッキリとした頭でアウトプットできます。心配性な人ほど、夜になっても頑張ってアウトプットしがちですが、よい循環を促すためにも、夜はさっさと寝たほうがよいですね。