コロナショックをきっかけに、「対面営業の権化」からリモート商談の先進企業へと変貌したプルデンシャル生命保険。非対面での営業を成功に導くため、若手社員が実践している手法とは? 営業責任者の菊地直人さんが教えてくれました。

新しい営業スタイルが続々と登場

──プルデンシャル生命保険は業界でいち早くリモート商談を取り入れました。社内はもちろん業界でも前例が少ない中、どう実践していったのでしょうか。

当社としてもリモート商談は初の試みだったので、最初は不安の声もありました。しかし、実際に導入してみると、社員が自発的に勉強会を開いたり、外部の研修に参加したりと積極的に動き、自ら新しいスタイルをつくり出してくれました。当社にはもともと現場主導で進化していく土壌があるので、それも大きかったと思います。

プルデンシャル生命保険 執行役員 第一営業本部長 菊地 直人さん
プルデンシャル生命保険 執行役員 第一営業本部長 菊地 直人さん

特に若手社員は意欲が高く、リモート商談ならではのオリジナルスタイルを編み出した者もいます。設立以来、当社はずっと対面営業にこだわってきましたから、営業スタイルにこれほど大きな変化が起こるのは初めてのこと。今までにない独自の進化を遂げつつあり、私自身も驚いています。

──この変化は一過性のものでしょうか。コロナ後は元の対面営業に戻そうという動きはありますか?

いえ、リモート商談は今後もさらに推進していきます。もちろん対面営業も再開しますが、今回の経験を通してリモート商談には大きなメリットがあると実感したので、元に戻すということはあり得ません。これからは対面とリモート、2つの営業スタイルを合わせた「ハイブリッド型」を目指していく方針です。