資産運用に興味はあるが、仕事が忙しくて……。そんなビジネスパーソンに向けて、会社員として働きながら投資を行う“あやたか”さんが自らの実践法を語った。

元手は50万円。20歳のときに株式投資をスタート

――あやたかさんが投資を始めたきっかけから教えてください。

【あやたか】私は16歳で家を出て、一人暮らしを始めました。バイトで生活費を稼いでいましたが、毎月ギリギリ。そんな生活から抜け出すにはどうしたらいいか――。選択肢は、起業をするか、投資をするかの2つだと考えました。当時、起業する資金はありませんでしたから投資を始めることにしたのです。

本格的に株式投資を始めたのは2012年、20歳で元手は50万円です。この頃はアベノミクスで日経平均株価がぐんぐん上がっていきましたから負け知らずでした。

あやたかさんは、1991年生まれ。2012年に株式投資を始める。さまざまな投資手法を編み出すことが趣味。自身のブログやインスタグラムで、投資に関する基礎知識や投資法を情報発信している。

――幸先のよいスタートだったのですね。

【あやたか】はい。ところが2013年5月にバーナンキショックが起きました。米国の連邦準備制度理事会(FRB)の議長だったベン・バーナンキ氏の発言を発端に、世界的に金融市場が暴落したのです。初めて下落相場を経験し、以降は投資対象を慎重にスクリーニング(選別)するようになりました。

そうした中、2014年にFXを始め、2017年には不動産へも投資。同じ年にCFD(差金決済取引)もスタートしています。CFDはさまざまな対象に投資できるので、VIX指数(※後半で説明)を中心に、アメリカ株、金、原油なども取引していて、現在、収益の柱の一つになっています。

――仕事と投資との両立は大変ではないですか。

【あやたか】仕事の時間と投資に使う時間を分けているので苦労は感じません。サラリーマン投資家の中には昼間も値動きが気になって仕方がないという人がいますが、だいたいは仕事も投資も共倒れになってしまいます。やはり線引きは大事です。

基本的に私はスイングトレードといって、数日間から数週間、または数カ月の単位で売買をしていくスタイルです。デイトレードなどは現実問題として難しく、自然とそういう形になりました。投資を始めて約6年、幸い今のやり方で資産は着実に増え、現在は5000万円近くになっています。

――1日の時間の使い方について教えてください。

【あやたか】朝6時頃に起き、テレビで経済ニュースをチェックします。寝ている間に起こった経済、政治関連の動きもまとめて知ることができるので。あとは、証券会社のサイトなども時間があれば確認します。

仕事のため、8時過ぎには家を出て21時頃帰宅するまでは、お話したとおり、基本的に投資に関係することはしていません。

そして帰宅後は、朝の段階で気になった情報を再確認したり、録画していた経済ニュースを観直すこともあります。だいたい24時過ぎに寝るので、ご飯を食べながら2、3時間ですね。必要に応じて売買の注文を出すのもこの時間帯です。CFDについては、ほぼ24時間取引ができるので、働きながら投資をするのに使い勝手が良いです。

●あやたかさんの1日

【朝:6時~8時頃】
・『Newsモーニングサテライト』(テレビ東京)を観る
・証券会社のサイトや「Yahoo!ファイナンス」などでも情報収集
・気になったニュースや情報はチェックしておく

【昼間:会社】
・会社では業務に集中。仕事の時間と投資時間は切り分けている
・ただし、仕事での人とのコミュニケーションは視野を広げ、投資に役立つことも

【夜:21時~24時頃】
・朝チェックした情報を再確認
・録画した『Newsモーニングサテライト』を観直すことも
・経済、政治情勢や投資対象の値動きに応じて売買の注文を出す

VIX指数を知り、自分なりの投資手法を開拓できた

――CFDは、あやたかさんの投資の柱の一つというお話がありましたね。

【あやたか】はい。比較的知名度が低いかもしれませんが、私のブログやインスタグラムでCFDを知って、取り組み始める中堅、ベテランのサラリーマン投資家さんも結構いらっしゃいます。お話したとおり、投資対象の幅が広く、夜の時間帯でもリアルタイムで投資できるのがメリットです。

また、少額から投資できるのも特長です。例えば先物商品などに興味があっても、まとまったお金がないとなかなか始められない。それがCFDならトライできます。

――CFDを始めたきっかけは何だったのですか。

CFD取引やその銘柄管理は、基本的にスマホで一元的に行っている。口座はGMOクリック証券で開設。「GMOクリック証券のスマホアプリは、チャートが見やすく、銘柄管理もしやすい」とあやたかさん。

【あやたか】先に少しお話ししたVIX指数を知ったのがきっかけです。投資家の心理状態を表す指数で、投資家が相場の先行きに不安を感じると数値が上がります。ただ長期的に見ると、基本的には下落傾向にある。とすれば売り注文から入って、下がったところで買い戻せば儲かるのではないかと考えました。

例えば、イギリスでEU離脱を問う国民投票が行われたとき、投票前VIX指数は徐々に上がっていました。投票が終わり、大方の予想を裏切って離脱が決まると、さらに大きく上昇。しかし、翌日にはこれが大幅に下がりました。リスクイベントが発生しても材料が出尽せば下落傾向に戻るのです。

このVIX指数へ投資するのに、CFDがとても適していました。売り注文から入ることができるし、株やETFではかかる「逆日歩」という手数料も発生しない。当初は別の方法を使っていましたが、切り替えました。

環境変化に対応するには“投資手法の分散”が非常に大事

――これから投資を始めたいと考えている人にアドバイスはありますか。

【あやたか】一つ重要なのは資金管理。私は投資対象によって管理方法を変えています。例えば株式であれば、上昇が続いているときには投資に回すお金を資金全体の3分の1程度に抑えています。めいっぱい投資をしてしまうと、相場が下がったときに買えなくなってしまうからです。逆に相場が下がっていくときには、徐々に投資額を増やしていきます。

そしてもう一つ、 “投資手法の分散”が非常に大事だと個人的には思っています。投資環境が変わると、それまで有効だった投資手法が通用しなくなることがある。そんなとき、打つ手が一つだけだと負け続けることになってしまうのです。

私はこれまで独学で投資の勉強をしてきました。本もたくさん読んで、良いとされる方法をどんどん試しました。ただその中には、自分に合うもの、合わないものがありますから、試行錯誤を繰り返し、自分なりにアレンジしてフィットする方法を探ることが大事になります。

――投資手法の開拓に有効な方法はありますか。

【あやたか】近道はなく、幅広く情報を収集して勉強するのが基本。そのうえで、自分なりの手法を見つけるのにCFDなどはちょうど良い場かもしれません。お話したとおり、少額から多様な銘柄を取引できるので、経験を積み重ねるのに向いています。

少し専門的になりますが、例えば天然ガスの相場に連動する銘柄には、相場上昇時に利益が得られるブル型と逆に下落したときに利益が得られるベア型がある。本来は逆の値動きをしますが、超長期で見るとどちらも値下がりしている。2つをうまく組み合わせて取引するなど面白い方法です。

CFDなら、株式、株価指数、商品現物、商品先物など、いろいろな投資ができますから、自分流の方法、得意分野を探していくのにぴったりです。

――最後にあらためて、投資に関心を持つビジネスパーソンに一言お願いします。

【あやたか】どんな投資対象でもいいので、まずは取り組んでみることをお勧めします。今の時代、ほとんどの人は将来のお金について何らかの不安を持っているはず。それは行動することでしか解消できないと思いますし、時間が経てばできることの選択肢も減っていきます。

私は投資を始めた当初から20代で1億円の資産を築く目標を立てていました。当時、周囲からは笑われましたが、今では十分に実現可能なところまできました。さらに30代で10億円を目指しています。働きながら投資を続けることは決して難しいことではありません。ぜひ、多くの人に第一歩を踏み出してほしいと思います。

あやたかさんも活用しているCFDに関して詳しく知りたい方はこちら。>>

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証券CFD取引に必要な証拠金の最低額は、株価指数CFDは各建玉の対価の額の10%、その他指数CFDは各建玉の対価の額の20%、商品CFDは5%、株式CFDは20%、上場投資信託を原資産とするCFDは株価指数に連動するものは10%、その他のものは20%に相当する円価格です。取引価格には、売値と買値に価格差(スプレッド)があります。
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