好みのパートナーは情報収集から
自分の感性に合う、よきパートナーを見つけること。人生と同様、家づくりでもここが最も大事なところだ。
まずは情報収集。気になるハウスメーカーや建築家がいれば、これまでの作品を調べ、雑誌やインターネット、テレビ番組などで話している内容や、大切にしていることなどを吟味する。そうしたなかから、自分の考え方や感性に合うパートナーを見つけることが重要だ。
次に大切なのは、実際に会って話をすること。ハウスメーカーや建築家への面談申し込みは、遠慮することなく打診しよう。最初の話し合いや相談で、料金が発生することはまずない。そこで「ちょっと合わないな」と思ったなら、設計提案の前ならキッパリ断りを入れるべきだ。迷いがあるなかで話を進めていってもうまくいかない。早めに判断したほうが、双方にとってメリットになる。
お気に入りのものを知ってもらう
家づくりを依頼するところが決まったら、具体的なプランづくりが始まる。施主が伝えたい希望や要望はさまざまある。そこではルールなど気にせず、施主の伝えたい方法で伝えればいい。
ある建築家は、「好きな写真を1枚でも、何枚でもいいので見せてください。建築の写真でなくてもいいです」と施主に依頼するそうだ。すると、雑誌の切り抜きから生け花の本、テキスタイルのサンプル、時計の写真など、その人の好きなさまざまなものが持ち込まれた。建築家の側では、なぜ雰囲気の違うこれとこれが好きなのだろうと分析し、施主の好みのポイントを見つけだしていくという。
自分のお気に入りのものを見てもらうことは、要望を伝えるために有効な手段だ。施主が「これは家とは関係ないから」と考えていることが、じつは家づくりに結びついている可能性もある。家はそこに住まう人々そのものだからだ。
また、実施設計が固まった後では、修正を加えたくても難しいことがある。夫婦それぞれが好みを伝えること、二世帯住宅なら親世帯・子世帯双方の好みを知らせることが、納得の住まいの実現には大切だ。
次世代につなぐ家に環境性能は重要
現実に目を向ければ、どうしても予算と希望のバランスを取る必要が出てくる。例えば窓枠一つとっても、アルミサッシと木製サッシでは値段が数倍違ってくる。そこで折り合いのつく提案が出てくるか、ハウスメーカーや建築家の腕の見せどころだ。
ところが最終的に予算が足りないとなると、目に見えない断熱材などが犠牲になりやすいのも事実。だが、数年でその差額は元をとれるし、そもそも元をとれるかどうかの問題ではなく、次世代、次々世代まで見据えた家づくりを考えていきたい。気象変動がますます激しくなる今の時代にあっては、住宅の環境性能や断熱性能は、第一に重要視したい項目だということを忘れずにいたい。
三井ホーム●プレミアム・モノコック構法
震度7に60回耐えた暮らしを守る強固な家
創立以来40年以上、大地震の揺れから大切な家族の安全を守り続けてきた三井ホーム。東日本大震災をはじめ、過去に日本で5回観測された震度7の大震災について自社で住宅被害状況全棟調査を行ったところ、三井ホームの家は構造躯体の損傷がほとんどなく、家具などの転倒も少ないことが明らかになった。
大地震への強さ。その鍵は、三井ホームの独自技術「プレミアム・モノコック構法」にある。
これは基本となる枠組と、面材で形成された床面・壁面・屋根面を6面体で構成する堅牢な構造で、これにより地震の力を家全体で分散し、揺れを抑えて高い耐震性を発揮する。モノコック構造はスペースシャトルや航空機などにも採用されていると聞けば、納得だろう。
モノコック構造を支えるのは、強い剛性をもつ面材と枠組材を一体化させた「ダイアフラム」。水平ダイアフラムが、加わる力を各所に分散させて外力に抵抗。垂直ダイアフラムが、水平ダイアフラムから伝わる力などを分散して基礎へ伝達し、建物の変形や倒壊を防いでいる。
三井ホームではさらに過酷な耐震実験にも挑戦。2016年に行った実大振動実験では、プレミアム・モノコックGで震度7連続60回にも耐え抜いている。
技術と知恵を磨き続ける三井ホーム。さらに安全な家を求め、その挑戦は続く。
●お問い合わせ先/三井ホーム株式会社
0120-81-2431(9:00~18:00/水曜日を除く)
三菱地所ホーム●全館空調システム「エアロテック」
部屋ごとに温度を調節
家族みんなの快適を実現
家全体の冷暖房と除湿ができ、不快な温度差からも解放される暮らし。三菱地所ホームの注文住宅に標準搭載される全館空調システム「エアロテック」が選ばれるポイントは、きめ細かな室温の制御と空気の質、そして経済的なランニングコストにある。
快適な温度は同じ家族であっても、一人ひとり違う。「エアロテック」は全館空調でありながら、部屋ごとに温度の調節ができるので、好きな温度で過ごすことができ、家族みんなに心地よい暮らしを約束。部屋と廊下や洗面、トイレの温度差がないので、冬場の浴室で起きやすいヒートショックの心配もない。また、花粉や粉塵をほとんど通さずに外気を取り入れ、屋内の空気を常に清浄に保つ機能もある。
気になるランニングコストだが、実は個別冷暖房より費用はかからない。同社の試算によれば、年間の冷暖房費は一般住宅に対して、ガス併用タイプで約6割、オール電化タイプでは半分以下だ(※1)。
しかも、家全体が快適な温度に保たれるのだから、空調の効きを気にして壁やドアで仕切る必要がなくなり、広いリビングや吹き抜けなどの大空間も可能だ。住まいの空間づくりが飛躍的に自由になるのが最大の魅力。
「広いリビング・ダイニングでも、室内温度のムラがない」「湿気を気にせず、洗濯物を部屋干しできる」などユーザーの評価も高く、顧客満足度が90%を上回る(※2)というのも納得だ。
(※1)三菱地所ホームのシミュレーション値による。
(※2)2017年4月~2018年3月実施オーナーアンケートによる。
●お問い合わせ先/三菱地所ホーム
0120-171-523(平日9:30~18:00 土・日曜・年末年始を除く)
https://www.mitsubishi-home.com/