いまさら聞けない!? 投資信託の超基本ガイド

忙しく働く女性でも無理せず投資できる方法が「投資信託の積み立て」。意外に知らない投資信託のしくみと特徴をしっかり確認しておきましょう。

▼みんなのお金を集めて投資するしくみ
・多くの投資家から集めた資金を、さまざまな商品に投資して運用するのが投資信託。
・500円、1000円といった少ない資金から投資できる。
・投資信託を設計して運用を指示するのは投資信託委託会社、資金を預かって実際に売買を執行するのは信託銀行、販売は証券会社や銀行などの金融機関が担当する。

▼基本の種類だけは覚えよう
・国内で販売されている投資信託は現在6000本以上ある。
・さまざまな分類のしかたがあるが、特に知っておきたいタイプは以下のようなもの。

A.投資先で分ける
債券型[・国内債券型 ・外国債券型]……公社債など債券に投資するタイプ
株式型[・国内株式型 ・外国株式型]……株式に投資するタイプ
バランス型……国内外の債券や株式などを組み合わせるタイプ
不動産投信[・国内型 ・外国型]……不動産に投資するタイプ
B.運用方法で分ける
インデックスファンド……株価指数など特定の指標に連動するように運用するタイプ
アクティブファンド……特定の指標を上回る運用をめざすタイプ

▼投資にかかる手数料と税金は要注意
・預貯金と違い、投資信託には手数料がかかる。
・手数料は投資信託によって違い、また同じ投資信託でも販売窓口になる金融機関によって異なる。
・購入時手数料ゼロのもの(ノーロード)が有利。また購入時手数料はネット証券、ネット銀行が比較的割安。
・保有中にかかる運用管理費用(信託報酬)は要注意。信託報酬はアクティブ型よりインデックス型のほうが割安。
・税金については税制優遇制度のNISA、iDeCoを利用すると有利。

▼購入時にかかる手数料
・購入時手数料

販売窓口の金融機関に払う手数料。購入価格に対し0~3%程度
▼保有中にかかる手数料・税金
・信託報酬

販売窓口の金融機関、投信会社、信託銀行に払う運用管理費用。保有額に対し年0.1~2.5%程度が日割り計算で差し引かれる
・分配金にかかる所得税・住民税
合わせて20.315%
▼売却時にかかる手数料・税金
・信託財産留保額

解約にかかる費用を負担する場合がある。かかる場合は解約代金の0.1~1%程度
・売却益にかかる所得税・住民税
合わせて20.315%