一方、「気づくと貯まっている」という人は、心にも暮らしにもゆとりがあることが多いそうです。藤川さんは、それには以下の3つの理由があるといいます。

(1)支出の管理ができている
(無駄な支出がないから、どんどん貯まる)
(2)他人と比較しない
(自分は自分だから、どんな暮らしでも不幸だとは感じない)
(3)我慢しない
(欲しいモノを我慢しているわけではない)

「家計を任せてもらえれば、5年で1000万円にする」

「プレジデントウーマン」(2018年3月号)では、山本さんのほかにも、1000万円以上貯めている9人の読者に取材しています。

このうち38歳の大塚梨佳子さんは、32歳で資産1000万円を達成しています。24歳で就職したときの貯蓄はゼロ。しかし入社式で、社長から「当社に入った諸君は、まず年間100万円を貯めなさい」と言われて奮起。それからは着実にお金を貯め、34歳のときに会社の最寄り駅から2駅目にマンションを購入。その後、夫をこのマンションに迎える形で新婚生活をスタートさせました。

夫には「年間100万円貯める」というポリシーを伝え、「私に家計を任せてもらえれば、5年で1000万円にする」と宣言。個人貯蓄とは別に、夫婦で年間200万円を貯めていくことにしました。そのコツは「先取り貯蓄」。給料から貯蓄分を先取りし、残ったお金で生活を回すという方法です。計画は順調に進んでおり、今年の年末には「5年で1000万円」を迎える予定といいます。

暮らしに「不安」「不満」を感じている人がいない

プレジデント ウーマン 2018年3月号 「お金に愛される10の習慣」

また32歳の小川順子さんは、23歳で私立高校の教師として就職してから、わずか4年後の27歳で貯蓄1000万円を達成しています。財形貯蓄の金額はで年間280万円。小川さんの趣味は懸賞やモニターへの応募。

「懸賞やモニターに応募するのが楽しくて、おかげでクーポンや生活用品も手に入り、生活費が抑えられているんです」(小川さん)

資産形成のコツについて、小川さんは「お金のかかる趣味がないので、自然と貯まります」といいます。さきほどの3条件にあるように「我慢しないこと」が生活習慣になっているのです。

彼女たちに共通するのは、今の暮らしに「不安」「不満」を感じている人がいないことです。「お金を貯めなければ」と考えていると、不安はいつまでも解消しません。それではどうすれば不安が消えるのか。誌面ではいろいろなコツも紹介しています。ぜひご覧ください。