Q3. 結局、いつまで産めるの?

A 経験値で言うと、50歳まで産めます。でも、お薦めはしません

衆議院議員・野田聖子さん

私は卵子提供を受けて50歳で出産しました。女の体って不思議で、卵子は老化しても、子宮は意外と丈夫。閉経後でも子宮が良い状態であれば産める医療技術があります。ただ、お薦めはしません。高齢育児で私が一番苦労してるのは体力面ですから。

不妊治療を受けていた頃、お医者さまたちが言っていたのは、母子ともに低リスクで産める確率が高いのは18~26歳。私もその時期に産めていたら……とは思います。最近は、確率の低さと経済的な負担に配慮して、42歳ぐらいで不妊治療を終了する病院も。自然妊娠で出産するならば、そのあたりが目安になるでしょうか。

高齢でも子どもを授かることができる医療は進歩しています。でも、私はむしろ、働き方を変えてあげて、20代、30代の女性が妊娠も仕事もできる環境を整備するほうが大事だと思っています。

Q4. 独身で生き抜くために今やるべきこと

A 毒を吐ける友達と、仕事を忘れられる時間を持つこと

それ、2回も結婚した人に聞きます?(笑)。若い頃、まわりからは「政治と結婚しろ」と言われましたが、考えたこともない……。あ、でも一生住める家を確保しておこうと、独身だった38歳のときに分譲マンションを買いました。ひとりだと仕事中心になりがち。思いきり毒が吐けて、何かあったときに合鍵を渡せる友達が数人と、一瞬にして仕事を忘れてしまえるような時間が持てると楽です。