仕事と育児で疲れてしまい、夜は早々に寝てしまうという相談者の川島さん。自分の時間も充実させるには、どこを短縮して時間を捻出したらいいのでしょうか? ウェルネスライフサポート研究所代表で、3人の子どものママでもある加倉井さおりさんが、解決策をアドバイスします。

【写真左】先生:加倉井さおり氏【写真右】相談者:川島麻希さん/人材系企業勤務。2歳の男の子を育てるシングルマザー。

2歳わんぱくボーイの子育てでヘトヘト! 体力の限界で自分のことは後回しに

【川島】仕事と育児でパワーを使い果たして、夜は早々に寝ちゃうんです……。

【加倉井】すごく頑張ってる! 子どもと一緒に寝るのもちっとも悪いことじゃないですよ。睡眠は健康の基本。

【川島】でも、「子育ての犠牲になった」なんて思わないように、自分の時間も充実させたい。ただ、どこを短縮して時間を捻出したらいいのか……。

【加倉井】やらないことを決める、というのもひとつの考え方。たとえば毎日掃除機をかけていたのを週3日にするとか、家ではスマホを見ない、とかね。

【川島】スマホ! 確かに結構見ちゃってるし、子どもと遊んでいるときにも気になって上の空のときが……。

【加倉井】あと、働くママにおすすめなのが週末の常備菜作り。きんぴらやマリネを作っておくだけで、平日の調理が格段にラクになるし、栄養バランスもアップします。家事効率をよくしたいなら、キッチンタイマーの活用もいいですよ。15分掃除、とタイマーをかけて、鳴ったらやめる。15分で結構なことができるって驚くはず!

 Before:川島さんのある1日 

5:00 起床
8:00 息子を保育園に送り、出勤
9:00 仕事スタート
16:30 退勤
17:20 保育園にお迎え後、公園で遊ぶ
18:20 帰宅、夕食準備
18:40 夕食
19:15 お風呂
20:30 寝かしつけ後、いっしょに就寝……

【写真左】夕食の準備中は、DVDが頼り! お気に入りの番組を見せてなんとか切り抜けます。【写真右】泣きやまないとき、寝かしつけのとき、ついついスマホを見てしまいます。

 加倉井先生の診断:効率家事テク不足症候群 

【症状】
・育児で疲れて、勉強する気力がわかない
・子どもを見ながらだと、家事もはかどらず……!
・子どもを寝かしつけながらいっしょに寝ちゃう!
【診断】
すでにすばらしい頑張りをしている川島さん。身体をいたわる健康意識を持って、家事を効率化するテクを覚えれば最強。常備菜作り、タイマー家事、NOスマホをぜひ試してみて。