2015年11月14日(土)

有名大教授が見た「内定が取れた子、取れない子」

プレジデントFamily 2015年秋号

著者
大高 志帆 おおたか・しほ
ライター

大高 志帆ライター歴7年。同志社大学経済学部卒業の独身アラサー女子。ビジネス誌と女性誌の二足のわらじを不器用に履き分ける。好きなモノはピンクとリボンとサンリオキャラ。最近ハマっているのはスマホゲーム「Candy Crush」。悩みはfacebookにあまり「いいね!」がつかないこと。

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大高志帆=文 遠藤素子=撮影
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親が頑張って大学まで入れたのに、就職活動でつまずく子がいる。なぜ同じ大学なのに、内定格差が生まれてしまうのか。学生を一番近くで見ている教授たちが、赤裸々に語ってくれた。

景気が良くなったとはいうけれど

――まずは今年のリアルな就職活動状況をお聞かせいただけますでしょうか。

【首都圏国立大学(以下、国立大)】メディアなどでは、景気が良くなったなんて言いますが、全員が内定を取れるといった状況では全くありません。内定を取れる子と取れない子の差は開くばかりですよ。

【早稲田】内定数の二極化はうちの大学でも感じます。私は理系学部なのですが、学生を見ていると、同じ大学の同じ学部で、同じ専門領域の研究をしていても、結果には差がつきます。

【女子大】女子大の場合は、就職事情が少し特殊なので、他大学に比べて景気の浮沈の影響を受けにくいかもしれません。今でも大学の推薦枠が残っていますから。

【一同】え? 今でもそんな制度が残っているんですか?

【女子大】キャリアセンターに足しげく通う学生には、“○○銀行から推薦枠があるんだけど受ける?”といった情報を職員が伝えるんです。推薦枠の数や企業名は公表されないので、あまり世間的には知られていませんが。

――早稲田の理工系ともなると、研究室推薦があったりするのでは?

【早稲田】推薦はたくさんありますが、ほとんどの学生が使っていません。使っても絶対に内定が出るというものではなく、一般エントリーで、より優秀な子が入れば、企業はそちらを採用します。それに推薦を使うと、合否が出るまで他の企業にはエントリーできないんですよ。あまり有利な制度じゃないんです。結局、修士論文と就活のどちらも手を抜けず、教授も学生もヘトヘトです。

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