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働く女性の気になるおカネ

年収500万の人はこれからいくら手取りが減るか

PRESIDENT WOMAN Online 著者プロフィール
有山 典子 ありやま・みちこ
マネージャーナリスト

有山 典子

証券系シンクタンク勤務後、専業主婦を経て出版社に再就職。ビジネス書籍や経済誌の編集に携わる。マネー誌「マネープラス」「マネージャパン」編集長を経て独立、フリーでビジネス誌や単行本の編集・執筆を行っている。ファイナンシャルプランナーの資格も持つ。

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マネージャーナリスト 有山典子
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秋は年金保険料値上げの季節

街のウインドウがいっせいに冬支度に変わる季節。

「新しいコートもほしいけど、最近、なぜかお金がすぐなくなっちゃうからなあ」と嘆いているあなた。その実感は正しい!

新聞やテレビでは「景気がよくなってる」という声を聞くけれど、それって一部の企業だけ。社員の数は減ったまま、仕事の量は増えたまま、それでも給料は上がらないまま――という会社が多いはず。周囲を見回しても、給料が増えて羽振りのいい人なんてみつからないのが現実では?

そんな中で、着々と値上がりしているのが社会保険料。特に、毎年コンスタントに上がっているのが厚生年金保険料だ。

会社員が加入している厚生年金の保険料は、2004年から2017年にかけて毎年0.354%ずつ上がることが決まっている。保険料が改訂されるのは毎年10月の給与からで、2013年10月からの保険料率は月収(4~6月の給与に基づいて計算した標準報酬月額)の16.766%から17.12%に上昇する。

「給料の17%!」あまりの多さにひっくり返りそうだけど、厚生年金保険料は半分を会社が負担するので自己負担は半分の8.56%。表のように月収30万円の人なら、10月からの保険料は月2万5680円で前年より531円のアップ。「大したことない」と思ってはいけない。少しずつでも毎年上がっているから、2009年からの4年に合わせて月2124円値上がりしたことになる。

表を拡大
厚生年金と健康保険の保険料が上がっている

社会保険料のもう1つの柱が健康保険料。勤務している会社によって加入する健康保険組合は異なるが、どこも保険料が上昇傾向にあるのは同じ。おもに中小企業が加入している協会けんぽを例をとれば、今年度の保険料は据え置きだった。とはいえ、表のように2009年度の保険料と較べると、月収30万円の人ならこの4年間で月2685円もアップしている(東京都の例)。ちなみに、健康保険料も自己負担と同額を会社が負担していることも頭にいれておこう。

この2つの保険料を合わせただけでも、4年間で月に約5000円の負担増。給料が上がらない中で毎月、自由に使えるお金が5000円減っていれば、給料日前に苦しくなるのも無理はない。厚生年金保険料は今後、少なくとも2017年までは上がり続けるので、月収30万円が同じならあと2124円アップするのは間違いない。

さらに、40歳以上の人には健康保険料に介護保険料が上乗せされる。表のケースで現在40歳以上なら、2013年10月以降の介護保険料は月2325円。そろそろ大台が近づいてきた人は、心しておいたほうがいいかも……。

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Keywords: 結婚恋愛年収・給与
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