女同士のコワーイ嫉妬
一般的に、日本の女性は、この「人並み」に異様なまでにコダワリがあります。自分の半径5メートル以内にいるご同輩の“平均値”を、自分が持っている何かが下回ると、女はたちまちしょげかえり、いじけ抜き、しまいには、自分より“持っている”人を妬み嫉むという特性を有しています(もちろん、私も例外ではありません)。
たとえば、あの子の方が自分より痩せていてスタイルがいいとか、あの子の彼氏(旦那)のほうが収入がいいなどが、しょげかえり→妬みの対象となります。
ただし、この場合で言うと、あの子より自分のほうがスタイルが悪いけれど、自分の彼氏のほうがあの子の彼氏より年収が高ければ、「持っている指数」は相殺されてチャラ。だから、友達のまま円満でいられるというわけです。
私はコレを「女の半径5メートル問題」と、呼んでいます。
よって、(あくまで私感ですが)、同アンケート調査は、「400万円~500万円未満」の年収の男性と付き合っている(結婚している)人が「半径5メートル以内」に多い人が、ボリュームゾーンだったというだけの話ではないでしょうか。
私が今まで結婚や恋愛に関して取材してきた範囲で言うと、自分の周囲に高収入者および高収入者の伴侶が多い女性の場合、あるいは自分自身も高所得者の場合、やはり、自分の相手にも、同じく高収入を求める傾向にあります。
CAなんて、その代表例ですね。彼女らの多くは、入社数年間は契約社員で年収300万円程度だったはずですが、自分の相手には年収1000万円以上の男性を求めています。
それもそのはず。自分たちの職場のリーダーであるパイロットは未だ日本では平均年収1000万円を超える超高給職種ですし、彼女らがお喋りするようなお客さんは、だいたいビジネスに乗っていますから、まぁ、どう安く見積もっても年収800万円は越しているでしょう。
よって、同僚の女子は、そういう高収入な相手とバタバタ結婚していく。だったら私も……と思うのが人情です。