丸谷 才一(まるや・さいいち)

丸谷 才一
1925年、山形県鶴岡市生まれ。東京大学英文科卒。64年に『ユリシーズ』の共訳で注目され、その後は小説『笹まくら』(66年)で芥川賞、『たった一人の反乱』(72年)で谷崎潤一郎賞を受賞。評論でも『後鳥羽院』(73年)で読売文学賞、『忠臣蔵とは何か』(85年)で野間文芸賞を受賞するなど常に一線で活躍している。