園部 平八(そのべ・へいはち)

園部 平八
山ばな平八茶屋・取締役会長
昭和23(1948)年京都市生まれ。立命館大学経済学部中退。440年以上続く老舗料理屋「山ばな 平八茶屋」の20代目として、創業以来の伝承料理「麦飯とろろ汁」をはじめ、新しい試みで蘇ったぐじを主体とする「若狭懐石」など、料理の継承と変革に尽力する。地産地消にこだわり、若狭ぐじと地元で取れる京野菜を中心に使い、京料理の素材の味を忠実に具現化。「時代に迎合しない、しかし時代に必要とされる料理」を目指す。平成28(2016)年に、厚生労働省が主催する「現代の名工」に表彰される。現在は、山ばな平八茶屋・取締役会長、京都料理組合長(平成31年3月末まで)。