“健康な歯”とは、自分自身の歯であり、かつおいしく食べられる歯を指すという。歯の健康は毎日の歯磨きによってつくられるのは周知の事実だけれど、意外にその「磨き方」を間違っている人が多いよう。歯科医師推奨の磨き方(※1)ができると話題の最新電動歯ブラシ「Doltz(ドルツ)」で、正しい磨き方を確認してみた。

「食べる」という、生命活動を支えているのが「歯」

「健康な歯」と聞くと、あなたはどんな歯を想像するだろうか。まずは誰もが、“むし歯のない歯”と答えるかもしれない。もちろん、むし歯のない歯は健康であることに違いない。「健康な歯」とは、自分自身の歯であり、かつ食べ物をおいしく食べられる歯のこと。ご存じのように、私たちの生命活動は、食べることによって支えられている。その「食べる」を支えるのが「歯」だからこそ、年を重ねても自分自身の歯をできるだけ多く残そうという啓発活動もあるくらいなのだ。

人生100年時代。健康意識がより高まっている今こそ、オーラルケアを見直すべき時期のようだ。

「磨いている」と「磨けている」では、まったく違う

日々のオーラルケアとして大切なのが、「歯磨き」。手磨き派であっても電動歯ブラシ派であっても、1日最低2回の歯磨きはしているはず。さらに女性は、職場や外出先でのランチ後の歯磨きを習慣にしている人も多い。「これだけ磨いているから万全」と考える人もいるだろうが、意外に「磨けていない人が多い」と教えてくれたのは、長年、電動歯ブラシを開発製造・販売している、パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部・商品企画部の久保井美帆さん。

「電動歯ブラシを使用する人は年々増えていますが、当社の電動歯ブラシユーザーの使用実態を調査したところ、誰にでも『歯の磨きグセ』があり、うまく磨けていない箇所があることがわかりました」

電動歯ブラシでも磨き残しがあるというのだから、手磨きではさらに磨き残しが多いかもしれない……。

久保井さんは、同社が販売する最新の音波波動ハブラシ「Doltz(ドルツ)」の最上位モデル「EW-DT51」の企画を担った。「ドルツ」は、歯科医師の431名の87%が推奨する理想の磨き方(※1)である「ヨコ磨き」ができる唯一(※2)の電動歯ブラシなのだそう。(※2018年3月パナソニック調べ)

「パナソニックでは、20年にわたり歯科医師が推奨する磨き方に着目してきました。その研究からさまざまな電動歯ブラシの製品化につなげてきました。でも、理想の歯磨き道具や理想の磨き方がわかったとしても、それを使いこなすスキルがなければ正しいオーラルケアはできません。磨き時間など歯を磨くペースを管理したり、磨き残しを知らせたりするだけでは『磨きグセ』を直すことが難しかったのです。どうすれば直せるのか試行錯誤した結果、歯科医師の指導に近いレッスン動画の開発に至りました」

歯科医師が推奨する歯磨き法(※1)とは、「バス法」「スクラビング法」の2つで、歯ブラシをヨコ方向に細かく動かす磨き方だ。「バス法」は、歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に向けて45°の角度に当てながらヨコ方向に細かく動かして磨くことで、歯周ポケット内に潜む歯周病の原因菌をかき出し、ケアできる。また「スクラビング法」は、歯の表面や歯間の歯垢を除去する方法。この2つを組み合わせて磨けるのが、「ドルツEW-DT51」だという。

【バス法】

歯周ポケットケアには「バス法」を。歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に向けて45°の角度に当てて細かく動かす。

【スクラビング法】

歯垢除去には「スクラビング法」を。歯の外側は歯ブラシの毛先を歯に垂直に当て、軽い力で細かく動かし、内側は45°の角度に当てて磨く。
2つのモーター搭載で、歯周ポケットに届く「ヨコ磨き」+歯間に届く「タタキ磨き」にも対応。独自開発の「W(ダブル)音波振動(※3)」で歯周ポケットと歯間の汚れへ立体的にアプローチし、驚きの歯垢除去力と磨き感を実現。

いつでもどこでも、歯科医監修の歯磨きができる!?

「ドルツEW-DT51」の最大の特長は、Bluetooth®を搭載していること。スマホ専用の「ドルツアプリ」(※4)と連動させれば、「専門家監修のレッスン動画」で磨き方のポイントを確認しながら歯磨きできる。スマホのインカメラで、レッスン動画と自分の磨き方を照らし合わせることで、正しい歯ブラシの当て方、動かし方ができ、磨き残しを減らす仕組みになっている。また、歯ブラシを押しつけ過ぎたときには、スマホの画面上に警告を出してくれる機能もある。

そもそも、手磨き派の中には「電動歯ブラシは怖い」というイメージを持つ人もいる。高速で動くことが、そういったイメージにつながっているのかもしれない。

「歯磨きでは、歯ぐきを傷めずにいかに効率よくブラシの毛先を動かすかが重要です。でも、ブラシを強く押しつけるクセがあれば、歯ぐきを傷めてしまいかねません。このドルツは、押しつけ過ぎを感知する機能を搭載しているため、ブラシを押しつけ過ぎたときには、レッスン動画の周囲が赤くなり知らせてくれるので、むしろ自身の“磨きグセ”に気づきにくい手磨きよりも安心です。また、カスタマイズコース機能を使えば、口内状態に合わせた時間やモードで自分だけのコースも作成できます。電動歯ブラシとレッスン動画を使えば、歯科医師が奨める正しい磨き方が身につきます」

レッスン動画と自分の磨き方を見比べながら歯磨きができる
(上)レッスン動画:押しつけ過ぎを検知したら、レッスン動画の周囲が光ってお知らせ (下)ミラー画面=歯磨き終了後は、磨き方を判定した結果と注意点をアドバイス
自分の歯ぐきや歯並び状態、お好みを設定すれば、内容に応じて強さや時間を調整

薄ヘッド&細ネックの極細毛ブラシで、奥歯の歯周ポケットまで届く

レッスン動画機能もさることながら、今回は歯ブラシのヘッドとネックもモデルチェンジしている。電動歯ブラシのヘッドなどは、手磨き用歯ブラシに比べて厚く太いため、女性には多少「奥歯に届きにくい」といった声もあったそう。より薄く細くしたことで、口の小さい女性でも使いやすくなったと久保井さん。

「これまでの厚く太いヘッドとネックでは、男性より口が小さめの女性にとっては、奥歯を磨くときに、より大きく口を開けたりブラシの角度を調整したりと、うまく磨くためのスキルが必要でした。また、電動歯ブラシは高速振動するのでブラシの強度は必須です。そこで、強度面を改善して薄く細いブラシを実現しました。小さなお口の女性でも奥歯の歯周ポケットまで磨きやすくしています」

(右)新型ブラシ。従来品(左)と比較してヘッドは約36%薄い(※5)3.2mmに、ネックは約42%も細い(※5)4.2mmに! ヘッドとネックがグンと薄く細くなったことで、奥歯の歯周ポケットにも当てやすく、さらに磨きやすい
細さ0.02mmの極細毛先が、歯周ポケットの汚れをしっかりとかき出す

欧米では「健康な歯」の人=仕事ができる人と言われることもある。近年、日本人の意識が高まり、歯の健康に気をつける人が多くなっている。とくに女性においては、歯周ケアはもちろん「歯ぐきをやさしくケアしたい」「歯の着色汚れを落としたい」といったニーズも高いそう。そんなニーズを最短でかなえてくれそうな、最新の音波振動ハブラシ「ドルツ EW-DT51」。複雑な形状の口腔内をすみずみまで口内状態に合わせてしっかりとやさしく磨くためにも、そろそろ自己流の手磨きから卒業する時かもしれない。

ヨコ磨き&ドルツアプリで、理想の正しい磨き方へ
「音波振動ハブラシ Doltz(ドルツ)EW-DT51」

<スペック>
〇Bluetooth®搭載
・ブラシの押しつけ過ぎ検知
・カスタマイズコース機能
・専門家監修レッスン動画

〇5つの磨きモード
・Wクリーン
・ノーマル
・ソフト
・センシティブ
・Wガムケア

〇付属ブラシ(4点)
・極細毛ブラシ(ラージ/コンパクト)
・クリーン&ホワイトブラシ
・ポイント磨きブラシ

〇付属の携帯ケースで、外出時の持ち運びも可能

〇充電式
・急速1時間充電
・2分間クイックチャージ:2分間の充電で1回(約2分)磨ける
・フロートチャージ機能付き充電台でお手入れ簡単

〇サイズ:約24.1×2.9×3.4cm

〇重量:約115g

〇カラー:ブラック

〇オープン価格

アプリの詳細&ダウンロードはこちら
https://panasonic.jp/teeth/howto/doltz_app.html

 

※1:バス法、スクラビング法。歯科医師431名の87%が推奨。2018年度3月調査実施。パナソニック調べ
※2:充電式電動歯ブラシにおいて。EW-DM62およびOEM製品を除く(2020年7月20日現在パナソニック調べ)
※3:音波領域内での、ヨコ31,000、タタキ12,000ブラシストローク/分の振動
※4:ご使用前にお使いのスマートフォンのバージョンが、スマートフォンOS:iOS(iPhoneなど)11.0以上/Android™6.0以上、Bluetooth®:4.2以上であることを確認ください(2020年7月現在)
なお、ドルツアプリの内容は予告なく変更・削除されることがあります
※5:2019年度発売EW0916と新商品EW0800との比較

Edit & Text=戌亥真美 撮影=小林久井(近藤スタジオ)