印象の良しあしについて、もう一歩周りと差をつけたい! そんなときに頼りたいのがプロの力。オーダーメイドにトライして、リーダーとしてふさわしい「印象管理」を実現して。
オーダースーツ編
第一印象のオーラが違う、オーダーメイドのスーツ。仕事の成果を後押ししてくれる心強い味方に。
エグゼクティブの装いをつくる創業80周年の老舗テーラー
銀座 英國屋

フルオーダーでかなえる世界にひとつの極上スーツ

オーダースーツと聞いて私たちがまず思い浮かべるのが、ここ銀座 英國屋のような正統派テーラーではないだろうか。店舗では、まずテーラーに自分の希望や、つくりたいスーツのイメージをじっくりとカウンセリングしてもらいながら、約500種類の中から生地を厳選。ジャケットならば基本的な形はもちろん、襟の形から裾のカーブ、ボタンにいたるまで、数十カ所のパーツをこと細かに決めていく。これはいわば「スーツのプロとともに自身の印象を構築していく」作業となる。

さらにフルオーダースーツの醍醐味だいごみといえば、細やかな採寸でつくられる自分だけの型紙。仮縫いの段階でたとえ少しでも希望のサイジングが変われば、出来上がりのスーツだけではなく型紙自体を微調整していく徹底ぶりだ。だからこそ1度つくればこの先、体形やトレンドが変わっても、基本の型紙を修正していくことで、いつでもベストなスーツをつくれるという。

カタログや生地を実際に見て細かなパーツを決めていく。ボタンは常時40種以上で染色可能なものも。レディースのオーダースーツは1着23万円~。
カタログや生地を実際に見て細かなパーツを決めていく。ボタンは常時40種以上で染色可能なものも。レディースのオーダースーツは1着23万円~。

となると、初めてのオーダースーツに挑戦するには、なんだかハードルが高いと感じる人も多いかもしれないが、広報担当の佐藤清忠さんはこう語る。「フルオーダースーツは1度つくれば終わりではなく、着る方の立場やライフスタイルに合わせて一緒に成長していくもの。ぜひ、気負わず足をお運びいただき、長いお付き合いをしていただきたいです。

そしてなにより、オーダーメイドは自身と向き合うとても大切な作業。『自分はどうなりたいか』『他人からどう見られたいか』をじっくり考える貴重な時間でもあるんですね。そうして出来上がるとっておきの一着は、エグゼクティブの皆様が働くうえで絶対に外せないパワーアイテムであり、印象管理の強い味方になってくれるはずです」

(左)インナーによってもジャケットの寸法を微調整!(右)2度の仮縫いでシルエットを徹底チェック。写真は紳士服の仮縫い品。
(左)インナーによってもジャケットの寸法を微調整!(右)2度の仮縫いでシルエットを徹底チェック。写真は紳士服の仮縫い品。
細やかなサービスで顧客に寄り添う
銀座山形屋

それをまとう女性の良さが最大限に輝くスーツを

「パッと見の印象は直接キャリアにつながります」。そう言い切るのは、ブランドマネージャーの益田亜弓さん。「以前はサイズでお困りの方が多かったのですが、今は『より自分をきれいに見せるために』という方がとても増えました。20代のお客様もめずらしくなく、皆さん印象管理にはとても敏感なようです」

銀座山形屋のパターンオーダーは、ジャケットは2万6000円~、スカートは1万2000円~。価格帯としては既製品とさほど変わりがないことから、気軽にオーダーする人が多いのも納得がいく。それでいてサイズ感がぴったりというのだから、試してみる価値は十分。

また銀座山形屋は、個人宅やオフィスへの出張サービスを無料で行っている。小さな子どもがいてゆっくりと服を選べない人や、「印象管理」を推進している企業にとても好評なのだそう。

昇進や異動、起業の転機で「印象」について考えたとき、行きつけのテーラーを持つのも“あり”だ。

(左)ツイードや花柄など、女性ならではの生地が豊富!(右)デザインバリエーションはジャケットで60種、スカートで20種ほど。完成まで2~4週間。
(左)ツイードや花柄など、女性ならではの生地が豊富!(右)デザインバリエーションはジャケットで60種、スカートで20種ほど。完成まで2~4週間。
手軽な予約制の新しいオーダーシステム
DIFFERENCE

手軽で高パフォーマンス! 2週間で完成する洗練スーツ

オーダーに興味はあるけれど、時間がかかりそうで予定が読めない……そんなふうに思っている人も多いはず。けれど、ここDIFFERENCE(ディファレンス)では、事前にスマートフォンのアプリで予約をするシステム。たとえば採寸・オーダーなら90分、相談だけなら30分と、希望の内容で所要時間が明確だから、打ち合わせの合間やランチタイムを活用して高スペックなオーダースーツが簡単につくれてしまう。

「女性のスーツはちょっとしたシルエットの調整でとても印象が変わります。『どのようになりたいか』ということをお伺いしながら、お客様ひとりひとりに合わせてデザインやシルエットをご提案させていただきますので、理想の『印象管理』が手に入ります」と10年のフィッター経験を持つ三原明沙子さんは語ってくれた。

オーダーはスーツ3万8000円~。アフターケアも万全で、注文から1年以内なら無料でお直し可能。
オーダーはスーツ3万8000円~。アフターケアも万全で、注文から1年以内なら無料でお直し可能。

※価格はすべて税抜きです。

オーダーシューズ編
「左右差がある」「痛い」「好きなデザインがない」そんなお悩みを解決する厳選3店!
靴ブランドの老舗が構えるオーダーサロン
銀座かねまつ

好感度と清潔感に差が出る、たたずまいの美しさを提供

銀座の中央通りの本店4階にあるオーダーサロン“クチュリエ”幅広い女性から頼りにされているシューフィッターの日比谷広史さんいわく「靴はすべての土台。ピッタリのものをあつらえることで、背筋が伸び、姿勢が正されるのでりんとした印象に。立ち姿に軸ができるので、見た目の美しさは歴然」なのだそう。

3D計測器、もしくは手作業で足を測り、正しいサイズを知ったところで2種の木型から合ったものをセレクト。そこから計測された数字だけではなく、実際に履いたときの体感を大切にプロがフィッティングを繰り返してくれる。

また、驚くのがデザインの豊富さ。素材や形だけでなくヒールやバックルなどが細かく設定でき、数万通りの中からこだわりの一足が出来上がる。履き心地はもちろん、デザインにも妥協がいらない。まさに自分専用・才色兼備靴の誕生だ。

(右)完成形はiPadの画面でリアルにシミュレーション。出来上がりは約3週間後。
(右)完成形はiPadの画面でリアルにシミュレーション。出来上がりは約3週間後。
新しい「セルフオーダー」という形を実現!
KASHIYAMA

最短1週間で自宅に届く9900円からの美人靴

2019年11月にオープンしたばかりのKASHIYAMAウィメンズ表参道店は、働く女性が手軽にオーダーできるのが最大の魅力。「接客を待たずにオーダーできるので、リピーターも多くいらっしゃいます」とスタイルガイドの赤堀貴久誉さん。

オーダーの手順としては、ずらりと並んだ見本から希望のヒール高やデザインをセレクトし、次に30タイプのサイズサンプルから、自分の足に合った足長&足幅のものを見つけたら試着はほぼ終了。あとは店内にあるタブレットや自身のスマホで生地やオプションを選んでいくのだが、ここから会計までは、たとえば店を出たあとで……なんていうことも可能なのだ。

来店時に接客してもらうかどうかは自分で決められる、新しいショッピングの形。一方で疑問や相談にはスタッフが気軽に答えてくれるから安心だ。実店舗とインターネット注文のいいとこどりといえるだろう。

(左)オーダーから会計までタブレットで簡単に完了。(中・右)ベージュだけでもこれだけのバリエーション!価格は9900円~。
(左)オーダーから会計までタブレットで簡単に完了。(中・右)ベージュだけでもこれだけのバリエーション!価格は9900円~。

※価格はすべて税抜きです。