「雨の日は“変な靴”でもしようがない」は時代遅れ!
働く女性の通勤スタイルにおいて、季節を問わず気になるのが“雨の日の足元問題”。とくにスーツやそれに準ずるきちんとした装いなど、フォーマルな着こなしがマストなキャリア女性においては、長靴やラバーシューズなどではどうにも足元が締まらない。かといって無理にパンプスを履いて家を出たとしても、汚れや染みが気になるし、濡れた路面で滑ったり、時には転んだりする危険性もあり……ちょっと心配ですよね。
もちろん、「通勤の間だけ」「クライアントの会社まで移動するときにだけ」と割り切って、利便性に特化した靴に履き替えるのも悪いことではありません。しかしながら悪天候の中、大荷物で出勤したり、短い時間とはいえスーツにミスマッチな靴を履くのは意外と大きなストレスです。なかなか叶わないこととはわかっていながらも、天気のことなど気にせずに毎日靴を選べるのなら……こんなに時短になることはありません。
実際に雨の日の通勤電車の中を見渡すと、カジュアルな雨靴か、もしくはある程度履き込んだ“2軍の靴”を登板させている人がほとんど。本意ではないけれど「割り切って」もしくは「しようがなく」靴を選んでいることがわかります。
足元は全身の印象を左右する
そもそも靴というのは、たとえば質の良しあしはステータスを、デザインはおしゃれのセンスを、そしてお手入れ具合は生活ぶりを……というように、履いている人のすべてを物語るといっても過言ではない重要アイテム。長距離を歩けない、いわゆる“痛くなるパンプス”しか持っていない人も「管理職という立場にもなって自分に合う靴を知らない人」と見られてしまうかもしれません。
仕事上の自分とプライベートの自分とをどんなに分けようと頑張っても、知らず知らずのうちに相手にあなたのすべてを伝えてしまっているのが靴という存在。「足元を見る」という慣用句があるように、それは履いている人の今の状態が、瞬時に見抜かれてしまうアイテムでもあるのです。
そこまで重要な存在でありながら、とくに雨の日はないがしろにしがちな靴合わせ。けれど、どんなに高級なスーツを着ていたとしても、合わせる靴がそれに伴っていなければ全身の印象も格下げになってしまいます。また、ハイブランドの靴を履いても染みだらけで汚れていたら――それがたとえ雨の日だとしても――仕事においてもどこかだらしない印象を与えかねないのです。
長靴もダメ、カジュアルなラバーシューズも合わない、頑張ってパンプスを履いても意味がない。では、働く女性は雨の日になにを履けばいいのでしょうか。
仕事に集中できる雨の日の救世主
すべての働く女性と、どんな天候でも足元に気をとられずにおしゃれをしたい人にオススメなのが、ずばり、レインパンプス。雨の日に履けるパンプスといえばこれまでは、黒やネイビーなど、汚れても目立ちにくいシックな色や、履き心地がイマイチな合皮やラバー素材が主流でした。しかしながらそんなのは今や遠い昔の話。今日では各ブランドが研究に研究を重ね、驚くような高性能のパンプスが登場しはじめているのです。
それはまるで、雨用と言われなければわからないようなスマートなデザインばかり。淡い色のラインナップや、上質な本革、さらにはおしゃれ感が増すスエード素材や、普段から愛用したい美脚デザインのものまで、かなり豊富にそろいます。
これらのパンプスは事前に雨が降るとわかっているような日にはもちろん、突然のにわか雨やゲリラ豪雨のときなどでも、慌てて靴を履き替える必要がありません。水や泥をはじくような加工がしてあるものも多く、汚れにくさも兼ね備えているので、大切なプレゼンや外回りの日があいにくの天気でも、足元をさほど気にする必要がないのです。
本来のビジネスファッションとは、自分の装いがその場にふさわしいのか、そしてマナー違反ではないのかを気にせず仕事に没頭できる着こなしのこと。どんなに悪天候でもきちんとした場に馴染み、見た目に清潔で、さらには履き心地も文句ナシのレインパンプスが一足あれば、あなたの働き方にはきっと素晴らしい変化が訪れるはずです。
今月の名品
銀座かねまつのレインパンプス「AQUA BELL」
撥水加工を施した本革スエードで、淡いカラーリングでありながら染みや汚れがつきにくい! さらに靴の中に水が浸入しにくい構造で、雨の日でも快適な履き心地を約束。銀座かねまつらしい美脚デザインも健在で、まさに全天候型の名品パンプス!