TOEICのスコアが150点アップ!
「国内にビジネスパーソン向けの英語合宿がある。それもたった3、4日でTOEICのスコアが100点以上上がるらしい」といううわさを聞きつけて、やってきたのが「アチーブイングリッシュキャンプ」。セブ島やカナダ、オーストラリアで語学学校を運営するほか、RIZAPENGLISHを立ち上げたことでも知られるアチーブゴールが山梨県の河口湖畔で行う英語合宿だ。中高生の英検対策や企業向け研修のほか、短期休暇にはビジネスパーソン向けのコースが用意されている。
今回、参加したのは3泊4日の「朝ヨガつき英会話+ビジネス英語」。ビジネスシーンに必要な英語力をつけることを目指すレッスンに、英語でのヨガ体験がついたコースだ。参加者は30~40代のビジネスパーソン6人。外資系企業やメーカー勤務で、上司やクライアントが外国人、仕事で使う英語をブラッシュアップしたいという英語中級者が集まった。そのうち2人はリピーター。2カ月ほど前に参加し、まさにTOEICのスコアが150点上がったという。
セブ島のQQEnglishがマンツーマンレッスンなのに対し、こちらは入学時のレベルチェックテストとインタビューによって分けられた、3人ずつのグループレッスン。実際の授業は「ビジネスフレーズ」「メール」「ディベート」「プレゼンテーション」などビジネスで使える内容を、オリジナルのテキストをもとに専任のフィリピン人講師が進めていく。
ビジネスシーンにふさわしいフォーマルな言い回しを学んだり、ひとつのテーマに基づいて賛成派と反対派に分かれてディベートしたり、内容はどれも実践的。1人1人が発言する機会は多く、授業はグループレッスンらしく活発に展開される。
5分の休憩とランチをはさむだけで、授業は1日中ぶっ通し。1日に2回、自習とテストがあり、翌日の授業の課題も盛りだくさん。最終日のプレゼンに向けても、コツコツと準備を進めなければいけない。
「この合宿のゴールは、プレゼンテーションができるレベルまで持っていくことです。それに向けて、構文や単語などを自習とテストで、しっかりと頭にたたき込みます」と代表の渥美修一郎さんは話す。
日本語NGの環境が英語力を飛躍的に伸ばす
施設内では基本的に英語オンリー。授業だけでなく、寝食をともにする合宿だけに、文字通り英語漬けの3泊4日だ。
「3度の食事も先生といっしょで、日本語は禁止です。リラックスした雰囲気で雑談するため、授業とはまた違った角度から英語を勉強できます」と渥美さんも話すように、常に英語を勉強する機会が与えられるのも合宿の利点。日本人同士でも、日本語で話しかけると迷惑になるだろうという雰囲気があるため、部屋やお風呂での会話も、もちろん英語だ。こんなふうに英語しか話せない環境に、どっぷりと身をおいているうちに、徐々に英語を聞くことにも話すことにも抵抗がなくなってくる。
今回参加した6人は東京、大阪、静岡など全国各地から集まったが、口をそろえて言うのが「移動が楽」ということ。前日、仕事を終えたあとに現地入りし、翌朝からすぐに英語に集中できるため、海外にはない気軽さがある。
生活面でのストレスが少なく快適
費用も、海外の半額程度。また富士山の麓というロケーションや日本食など、生活環境が快適で日常生活のストレスがないことも、英語に集中できる要因だ。
1回の合宿で終わらせるのではなく、継続的に学ぶことが大切なのは、海外留学も国内留学も同じ。TOEICなどで自分の実力を確認しながら、定期的に英語合宿を利用すると実力がつきそうだ。
アチーブイングリッシュキャンプ「ビジネスコース」