｢キャッシュレス徹底比較表｣付き結局､一番楽でお得なスマホペイはどれなのか

各社からペイが出そろった！

スマホで買い物をする「○○ペイ」ことQRコード決済、みなさん使っていますか？　QRコード決済ではなく、スマホ決済と呼ばれることもしばしば。レジでスマホをピッと読み取る光景も、珍しくなくなりました。

でも、各社のペイが出揃い、消費増税後の今、気になるのは「結局、何ペイを使えばよいの？」ということではないでしょうか。

今回は、スマホ決済の現状をチェックしながら、主なペイのお得な選び方・使い方をまとめます。自分にぴったりなペイを見つけて、ぜひ使ってみてください。

「スマホ決済」驚きのお得感

スマホ決済は、アプリに銀行口座やクレジットカードの情報を登録して使います。スマホに表示させたQRコードをお店で読み取ったり、逆にお店のQRコードをスマホのカメラで読み取ったりすることで、支払いができます。

驚きなのが、そのお得さです。現金で買い物してもふつうポイントはつきませんし、クレジットカードのポイントも1％還元されれば良い方でしょう。でも、スマホ決済の中には、1％以上のポイント還元があるものがざら。キャンペーン時には20％還元、などというものもあります。しかも、スマホ決済であれば、クレジットカードのポイントとスマホ決済のポイントは両方同時に貯められます。スマホ決済を間に挟んで買い物するだけでお得になるのですから、使わない手はないですよね。

そのうえ、政府もスマホ決済を含むキャッシュレス決済を後押し。消費税が10％にアップした2019年10月から2020年6月までの9カ月にわたってキャッシュレス還元（キャッシュレス・消費者還元事業）が行われています。

キャッシュレス決済を行うと、中小企業や個人が経営する店舗では5％、コンビニやレストラン、ガソリンスタンドなどのフランチャイズチェーン店では2％が還元されます。しかも、この還元とは別に、各決済の通常の還元も受け取れます。ですから、通常の還元率が高いスマホ決済を使うのがおすすめなのです。

これからスマホ決済をはじめるなら、こうしたポイント還元をちゃんと受け取るためにも、第一に自分のよく利用するお店やサービスで使えるものを調べてみましょう。そして、第二に、より還元率の高いもの、お得な特典が受けられるものを選ぶといいでしょう。

こんな人におすすめ！　スマホアプリを徹底比較

スマホ決済アプリのなかから、おすすめをピックアップしてみました。どんな人におすすめなのか、簡単に紹介していきます。このなかから、自分にぴったりのペイを探してみてください。（図表1）

PayPay（ペイペイ）

かつて「100億円あげちゃうキャンペーン」などで話題をさらったPayPay。サービス開始から13カ月で累計登録ユーザー数が1900万人を突破しています。通常時の還元率は1.5％（銀行口座・ヤフーカードでの支払い）ですので、キャッシュレス還元を加えれば最大で6.5％還元される計算です。

しかし開催中の「まちかどペイペイ第1弾」（2019年11月30日まで）では、キャッシュレス5％還元の店舗で利用するとPayPayからの還元も5％にアップ。還元率は合計10％になります。

なお、「まちかどペイペイ第2弾」（2019年12月～2020年1月予定）では、5％還元の店舗で利用すると20回に1回の確率で最大1000円相当が還元されます。

また、ソフトバンク・ワイモバイル・ヤフープレミアムの会員であれば、キャンペーン時の還元率や抽選の当選確率などがアップする場合があります。

LINE Pay（ラインペイ）

メッセージアプリ「LINE」が提供するLINE Pay。LINEを使っていれば、新たにアプリをダウンロードすることなく使えるのは便利ですね。通常時は前月の利用金額に応じて0.5％～2％の還元が受けられます。キャッシュレス還元を含めれば、最大で7％となります。

お金を送金する機能があるスマホ決済アプリはいくつかありますが、LINE Payならば相手のLINEがわかればすぐにお金を送れるので特に手軽です。また、「LINE Payカード」を発行・登録すると、JCBが使える店舗ならどこでも使えるようになります。

楽天ペイはキャンペーンも注目

楽天ペイ

ネット上の一大経済圏、楽天のスマホ決済アプリです。通常の還元率は0.5％です。ポイントは楽天内のさまざまなサービスで使うこともできます。

注目したいのが「【第1弾】楽天ペイアプリのお支払いで最大5％還元」というキャンペーン（2019年12月2日9:59まで・要エントリー）。キャッシュレス2％還元の店舗なら＋3％、還元なしの店舗なら＋5％の還元が受けられます（5％還元の店舗は還元の割増なし）。つまり、どこで買い物をしても5％還元となるわけです。楽天カードを利用するとさらに＋1％、計6％の還元となります。

d払い

NTTドコモのスマホ決済アプリ。通常の還元率は0.5％ですので、キャッシュレス還元を加えると最大5.5％還元となります。買い物の代金を電話料金と合算して支払うこともできます。

ドコモのユーザーでなくても使えますが、やはりお得なのはドコモのユーザー。「dポイント スーパー還元プログラム」（要エントリー）では、サービスの利用状況に応じて、d払いの利用時に最大7％のポイント還元が受けられます。

また、「d曜日」（要エントリー）では毎週金・土曜日、d払いを利用したネットショッピングでポイントが3倍になります。

Origami Pay（オリガミペイ）

Origami Payにはポイント制度はありません。その代わり、アプリを使って買い物をすると、即座に割引が受けられます。

「いつでもその場で3％OFF」（2020年1月31日まで）では、銀行口座を使った支払いをすると3％引きに。さらに、キャッシュレス5％店舗・2％店舗の場合、キャッシュレス還元も同時に受けられますので、利用するだけで最大8％割引が受けられることになります。

また、不定期ながらの大幅割引のクーポンが発行されることもあるので、うまく使えればラッキーです。

メルペイ

メルカリを使っている人なら必携ともいえるのがメルペイ。

還元や割引はありませんが、メルペイを使うと、スマホ決済でメルカリの売上金をそのまま使えるようになります。出金の手間や手数料が省けて便利です。

pring（プリン）

pringはまだ決済できるお店は少ないのですが、お金の移動に強いアプリです。人とお金のやりとりをするのはもちろん、複数ある自分の口座間でお金を移動することもスマホひとつでできます。また、pring内にあるお金をセブン銀行で出金できます。「送金は無料でも出金は有料」のスマホ決済アプリが多い中、pringは出金も無料なのがうれしいところです。

使ってみて、2つ以内に絞るのがコツ

以上、主なおすすめスマホ決済アプリをまとめました。「これはいいかも」というペイ、見つかりましたか？

あとは、実際に少し使ってみて、使いやすさなどを確かめてみることをおすすめします。そのうえで、気に入ったものだけを使うようにすればいいでしょう。

お金の管理を楽にすることを考えたら、最終的には2つくらいに絞るのがおすすめです。

すでに紹介したとおり、キャッシュレス還元は2020年6月30日まで。ですから、早めにスタートしたほうがよりお得になる可能性が高いでしょう。これを機に、ぜひチャレンジしてみてください。