竹脇まりなさん
仕事に家事、育児。忙しい毎日の中で、健康を意識したいと思っていても、実践し続けるのは簡単ではない。YouTubeを中心に、自宅をはじめどこでもできるトレーニング“どこトレ”をはじめ、現在はMARINESS株式会社のディレクターとして、ウェルネス事業を展開する竹脇まりなさん。自身も仕事やライフステージの変化の中で心身の不調を経験してきたからこそ大切にしているのが、目の前の小さな一歩を積み重ねる“ベイビーステップ”で続ける健康習慣だ。運動だけでなく、食事や栄養も含めたセルフマネジメントについて話を聞いた。

キャリアを築くほど難しくなる、心身のセルフマネジメント

動画をはじめ、さまざまなメディアを通していつも笑顔とポジティブなエネルギーを届ける竹脇さん。YouTubeでの動画発信活動を開始する前は、大手金融機関で総合職として働いていた。営業職から始まり、人事の採用担当を経て順調にキャリアを築いていたが、6年目でバックオフィスに配属されたことをきっかけに、少しずつ違和感を抱くように。それまでフロント業務でやりがいを感じながら働いてきただけに、「今の業務は自分に合っていないかもしれない」と感じるようになったのだ。振り返れば、就職先を選んだ理由も、自分軸というより他者からの評価が中心だった。

「大手で女性も長く働けて、福利厚生も整っている。親も安心してくれるだろう。そんな“周囲が安心する選択”をしていた自分に気づいたのです」

竹脇まりな
竹脇まりな(たけわき・まりな)
MARINESS 株式会社 ディレクター
NESTA PFT・全米ヨガアライアンスRYT200
2018年よりYouTubeチャンネル「Marina Takewaki」を開始し、自宅をはじめどこでもできるトレーニング“どこトレ”動画が人気を集め、チャンネル登録者数は約435万人、SNS総フォロワー数は570万人(2026年6月現在)を超え、運動初心者や多忙な社会人、ワーキングマザーなど幅広い層から支持を集める。「健康を通じて、もっと自分を好きになる人を増やす。」をミッションに、MARINESS株式会社ではプロテインやリカバリーウェアの開発などウェルネス事業も展開。自身も1児の母として、子育てをしながら無理せず楽しく続けられる健康習慣やセルフマネジメントを発信している。

さらに、30歳という節目が近づく27歳というタイミングも重なり、「このままでいいのだろうか」「もっと自分らしい人生を送りたい」という思いも強くなり、精神的な不安から体の不調を感じることが増えた。「自分の本当にやりたいことはなんだろう……」と、自分自身と向き合うなかで、浮かび上がってきたのが母親の存在だった。

「母はフィットネスインストラクターとして、65歳の今も現役でレッスンをしています。ただ、私が憧れたのは、“フィットネスインストラクター”という職業そのものではありません。母のように、自分が明るく健康でいることで、周りの人を元気にできる存在になりたいと思ったのです」

そこで会社を退職し、ヨガの指導者資格を取得するためにアメリカとインドへ留学。帰国後はヨガ講師として新たな道を模索していたところ、夫の転勤をきっかけにニューヨークへ。流ちょうに英語が話せなかったこともあり、なかなか仕事につながらない……。そんな環境で始めたのがYouTubeでの発信だった。転機となったのは「ハンドクラップダンス」の動画。動画は大きな反響を呼び、300人ほどだったチャンネル登録者数は、一気に数万人規模まで増加し、“宅トレ”ブームの先駆けとして注目を集め、忙しい人でも自宅で気軽に続けられる新しいフィットネス習慣を広げていった。

パフォーマンスを安定させる、日常的なセルフケアの重要性

現在は、MARINESS株式会社のディレクターとして、「健康を通じて、もっと自分を好きになる人を増やす。」をミッションにウェルネス事業を展開する。会社員時代やコロナ禍、さらに会社設立後の多忙な時期など、これまで何度か体調を崩した経験もある。その経験を経て、大切にするようになったのが「運動」「食事」「休息」の3つだ。

「女性なら誰でも、ファッションや美容など、『今日の私、ちょっといいかも』と思える瞬間があると思います。私の場合、それが健康的な生活を送れているときなのです。だからこそ、『もっと自分を好きになる』ための手段として、健康を大切にしています。運動・食事・休息を通して、単に健康になるだけではなく、自分自身を前向きに捉えられるようになる。そこに並走するのがMARINESSのミッションです」

3歳の娘を育てながら仕事をこなす、多忙な毎日の中で心がけているのが「完璧を目指さず“ベイビーステップ”を積み重ねること」だ。「フィットネスを通して体のことを学ぶほど、継続することの大切さを実感しました。だからこそ、多少予定外のことがあっても続けられるように、とにかくハードルを下げることを意識しています」

運動に加えて意識したい、日々の栄養という土台

こうした「無理なく続ける」という考え方は、食事に対しても同じだ。アスリートフードマイスターなどの資格取得を通じて食への学びを深めるほど、「食事だけで完璧な栄養バランスを維持するのは難しい」と感じるようになった。

実際、偏った食生活による現代人の栄養不足は深刻だ。特に働く女性では、タンパク質やビタミン、ミネラルなど、体に必要な栄養素が十分に摂取できていない「新型栄養失調」も指摘されている。忙しい毎日を前向きに過ごし、ビジネスパフォーマンスを安定して発揮するためにも、体に必要な栄養素がしっかり満たされていることは重要だ。

竹脇さんが普段の食生活で意識しているのは、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスを示す「PFCバランス」。そのうえで、不足しがちなビタミンやミネラルは、サプリメントも取り入れながら補っている。「まずはバランスの良い食事を意識して、食事から栄養を摂ることが基本です。ただ、ビタミンやミネラルまで含めて、すべてを食事だけで補うのは現実的には難しい。だからこそ、足りない栄養素はサプリメントも活用しています」

竹脇さんが特に意識して取り入れてほしいと語るのが、ネイチャーメイドのスーパーマルチビタミン&ミネラルだ。

「私自身、ネイチャーメイドを取り入れることで、栄養について過度に不安になりすぎず、食事も楽しむことができるようになりました。それが日々の安心感にもつながっています。一家に一台じゃないですけど、基本としてまずはマルチビタミン&ミネラルを飲む。さらにこれをベースとして、私の場合は、健康美が気になるときはビタミンC、魚料理が少ないと感じたときはフィッシュオイル、パソコン作業が多い時期にはルテインというように、その時々で必要だと感じる成分を追加しています」

ネイチャーメイドサプリメント
1粒に12種類のビタミンと7種類のミネラルが含まれ、毎日無理なく続けられる。写真はスーパーマルチビタミン&ミネラル120粒入り(120日分/1日1粒目安)

日本では、サプリメントは不調を感じた際や疾病対策として取り入れるイメージが根強い。そんな中、ネイチャーメイドは「健康のために日常的に栄養を補う」という考え方のもと日本へ導入された。忙しい現代人にとって、完璧を目指さず自分に合った形で続けていく――。そんな竹脇さんの考え方と重なるのが、ネイチャーメイドの“できるだけ自然な形で、栄養が摂れるように”というコンセプトである。

「毎日取り入れるものだからこそ、品質へのこだわりや、エビデンスを大切にしているところにも引かれました。また、サプリメントの本場であるアメリカ生まれの製品ですが、日本人向けに設計されている点も安心感につながりますね」

仕事や家事、育児に追われる中で、常に完璧な健康管理を続けることは簡単ではない。自分を追い込みすぎず、今の自分にできることを少しずつ積み重ねていく。「周りからのプレッシャーや、これぐらいできて当たり前……と、自分で自分を追い込んでしまうこともあると思います。だからこそ、自分へのハードルを下げてほしい。運動も、座っているより立っているだけでいい、くらいからで十分ですし、栄養も、食事ですべて完璧に摂ろうとしなくて大丈夫。少しでも頑張っている自分偉い! と、丸をつけてあげてほしいです」

“ベイビーステップ”こそが、忙しい現代を生きる女性たちにとって、無理なく健康と向き合うためのヒントなのかもしれない。

竹脇まりなさん