翌日のヌメリを抑えるには

水道料金を安く抑えてくれる画期的な節水グッズはないものか。豊富な商品知識と的確なアドバイスで知られる東急ハンズ渋谷店の竹内弘喜さんに、おすすめ節水グッズについて聞いてみた。

「夏はシャワーを浴びる回数も増えますよね。そこでシャワーヘッドを節水型に交換する人が増えています。ほとんどの商品が30%の節水を謳っている中で、最大50%の節水をアピールしているのが『3Dアースシャワー』(アラミック)。ヘッドが上下90度、左右360度回転して散水角度を調整できるのが特徴です」

節水型シャワーヘッドは散水の範囲が狭いものが多い。水のかかる範囲が狭いとなると、自分の好みの角度に固定できるかどうかが大事。これなら少ない湯量で十分にシャワーを浴びることができそうだ。

台所での節水には「HVS首振り節水キッチンシャワー」(早川バルブ製作所)がおすすめ。蛇口に取り付けるだけで40~50%の節水ができる。

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節水グッズ・ベスト5

水洗トイレの水の使用量を少なくするのが「ウォーターセーバー」(セイエイ)だ。普通の水洗トイレでは、一度レバーをひねればしばらく水が流れ続けるが、この商品を取り付けるとタンク中のバルブの重しになるので、レバーをひねっている間だけ水が流れる。

さまざまなグッズがあるなかで、節水に最も効果があるのは、「風呂水の再利用」だと竹内さんはいう。

「家庭で一番水を使うのは、何といってもお風呂。浴槽にお湯をためて入浴すると、一度に200リットルの水が必要になるわけですから」