英語の授業を受けはじめて間もない6、7歳の子供たち。

「みんな、英語は得意かい?」「イエース!」

「マイ ダッド イズ ノット ジーニアス バット ギフテッド!(僕のお父さんは、天才じゃないけど、才能があるんだ!)」

「ヒー マスト ビー クール アンド ヒップ!(カッコいい!)」

「インディード!(そのとおり!)」

朝、8時すぎ。ごく普通の公立小学校に通うオランダの子供たちが、わいわいと話に花を咲かせながら、通学路を歩いてゆく。小学校高学年生だろうか、彼らの会話を注意して聞いてみると、ほとんどが英語だ。

多少、発音にオランダ語なまりが混じるようだが、かなり滑らかだ。彼らに対して「英語は得意?」と質問すると、みんなで威勢よく手を上げ、「イエース!」と元気に返答してくれた。

オランダ人のほとんどは公用語かつ母語であるオランダ語同様のレベルで、英語を話す。どちらも西ゲルマン語群に属する兄弟言語で類似した単語が多いこともあるが、それだけが理由ではない。

オランダでは、「脳」の働きに着目した最新メソッドを組み合わせた早期英語学習が行われている。正式名称はまだ定まっていないが、それは「脳活性化学習法(ブレーン アクティベーション ラーニング)」とも呼ぶべき、目からうろこの内容。

それらをいち早く日本のみなさまに紹介しよう。