(1)運賃の仕組みを把握せよ
(PIXTA=写真)

LCCの料金は一般的には、早く購入すればするほど安くなる「カウントダウン運賃」。だが、搭乗日に近くても空席が多ければ運賃が安くなる「空席連動型」を組み合わせているピーチのような例もある。なるべく早く搭乗日を決めて、購入してしまうのがベターだが、搭乗日に近づいてもあきらめることなく、料金をチェックしよう。思わぬ掘り出し物が手に入るかもしれない。

(2)予約はウェブがお得

LCCの販売はウェブが主体。コンタクトセンターを使えば手数料を支払わなければならない。ピーチの場合、コンタクトセンターで電話予約すると1050円、空港カウンターで予約すると2100円の手数料がかかる。だが、ウェブなら一銭も必要ない。予約はウェブが大前提だ。

(3)運賃以外の費用も要チェック

LCCの格安運賃は「客を目的地まで運ぶ」だけの費用と考えよう。座席指定や手荷物の預け入れは別途料金が発生する。

(4)機内での楽しみは自分で準備しよう

機内食は有料。機内エンターテインメントについてはまったく用意がないエアラインが多く、有料でDVDプレーヤーを貸し出す場合でもソフトの中身には期待できない。音楽を聴く、本を読むなど、機内での娯楽は自分であらかじめ用意したほうが賢明だ。

(5)キャンセル・変更は割高になる
(PIXTA=写真)

LCCでは便の路線や日時を変更しようとすると高い手数料を取られてしまう。ピーチの場合、変更手数料は無料~4200円。取り消し手数料は1050円~支払い金額全額。チケットありきで予定を組める人向きだ。予約を入れる際には、その日程で間違いがないか、仕事が入る可能性はないのか、確実に旅立てるのか、もう一度スケジュールを確認しよう。

※すべて雑誌掲載当時

(PIXTA=写真)
【関連記事】
LCC就航1年「安売りしても儲かる」3つの秘策
大人気! 高速バスが逆風下で好調の秘密
JALは放漫経営だったから復活できたのか
<九州旅客鉄道>観光、外食、農業も進出「九州を売りまくれ!」【1】
衝撃のコストカット!客室にTVは必要か -ビジネスホテルウォーズ【1】