日本人の消費行動、コロナの影響でどう変わったのか

世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、3月12日にWHOが「パンデミック」宣言をしてから、2カ月以上が経過した。日本でも多くの小売店が休業し、人々も不要不急の外出を控えてきたが、日本人の消費行動には大きな変化が表れている。市場調査会社インテージによる「新型肺炎 カテゴリ動向レポート⑧」(5月8日発表)をひもときながら、「ステイホーム」期間に人々が何を買い求め、反対に何を買い控えたのかを見ていきたい。

※全国のスーパー、コンビニ、ホームセンター、ドラッグストアなど4000店舗のPOSレジ情報を収集・分析。食品(生鮮・総菜・弁当を除く)、飲料、アルコール、日用雑貨品、化粧品、医薬品、タバコ等が対象

非常事態宣言による業務時間変更の店の通知を見ている日本人男性
写真=iStock.com/Fiers
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「前年比売上ランキング」(2月3日~4月20日)の上位30商品をざっと見渡すと、見事に〈コロナ対策グッズ〉と、〈巣ごもり需要〉の2つが独占していることがわかる。