苦手意識から電話をとらない若手社員が多い。マナーコンサルタントのマナーズ博子氏は、「いまの20代は友達の家に電話をかけた経験も少ない。そのため『電話に出るのが怖い』と思っていることを理解してほしい」という――。
ビジネス女性
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電話応対の研修は需要が高い

「はい! ○○○○(会社名)でございます」

電話がかかってきたら、コール1回か2回ですぐに出ること。「入社後、最初の仕事は電話に出ることです」と言われた人は多いのではないでしょうか。

加えて、それに出るのは、なぜか新人か若手社員だと言われてきました。ですから今でも、新入社員研修で電話応対に時間をかける企業は多くあります。

これまで約30年かけ、のべ10万人以上の方々にビジネスマナー研修を行ってきて感じるのは、時代が平成から令和に変わっても、新入社員の皆さんは電話応対の研修に真剣に取り組んでいるということです。

今年2020年の新入社員研修は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、集合型の研修を中止する企業が数多くあります。ところが、この電話応対というカリキュラムは、リモート型に変更してでも実施したいというご依頼をいただきます。

これほどニーズがあるということは、電話応対は重要と認識しているんだな、と思いますよね。ところが、これには別の理由が潜んでいます。