国や自治体から受けられるサポート

大切な家族の病気や怪我、そして家族を亡くしたときに行う葬式など、人生にはまとまったお金が必要になる場面がくることもあるでしょう。実はそのような出費に対して、国や自治体から受けられるサポートがあることをご存じですか。

日本円紙幣、銀行ステートメント本木の計算表な背景
写真=iStock.com/bankrx
※写真はイメージです

サポート制度は大きく2つに分類することができます。まずは一時金や年金といった形で『お金がもらえる』ものと、支払った分の『お金が戻ってくる』もの。これらのサポートは、しかるべき窓口に申請をすれば受け取ることができます。

たとえば「死亡一時金」は、故人とともに生計を立てていた遺族の生活を支えるために支給される『お金がもらえる』サポートです。

もらえる条件は国民年金保険料を3年以上納めた人が、老齢基礎年金・障害基礎年金を両方とも受け取らずに亡くなられた場合となります。国民年金保険料は、原則として満20歳からの加入が義務です。20歳の時点で働いている人は、23歳になれば条件を満たしていることになります。

金額については、国民年金保険料の納付期間によって変動しますが、一例を挙げると保険料を納めた期間が25年以上30年未満の場合は22万円が支給されます。

大きな金額ではないかもしれませんが、対象者が幅広い点は心強い特徴といえます。