プレジデントオンラインは全上場企業の「平均勤続年数ランキング(2019年版)」を作成した。調査対象2846社のうち、平均勤続年数が長い「トップ300社」を集計したところ、300社の平均勤続年数は20.6年だった。ランキングの1位は25.4年の三菱製紙で、昨年より0.7年アップした。一方、昨年7位だった関西みらいFGは2.2年ダウンで46位だった――。

2位は2社で1位と0.1年差

プレジデントオンラインは、全上場企業の「平均勤続年数ランキング(2019年版)」を作成した。もとにしたデータは直近の年次決算期における有価証券報告書(2018年7月期~2019年6月期)。対象は従業員数100人以上の企業で、データ抽出では企業価値検索サービスの「Ullet(ユーレット)」の協力を得た。

このうち平均勤続年数が長い「トップ300社」のランキングでは、三菱製紙が1位となった。平均勤続年数は昨年6位より0.7年アップして25.4年。従業員数650人で平均年齢は46.7歳だった。

2位は2社で平均勤続年数25.3年。1社は電線メーカーの平河ヒューテック。同社は機内配線用電線・ハーネス加工品、機器接続用電線・加工品など電線と加工を一手に引き受ける。またネットワーク機器、放送用伝送装置を自社で製造販売する。従業員数は359人で平均年齢は46.4歳だ。

もう1社は昨年に続いて東武鉄道。従業員数は3510人で平均年齢は46.4歳。鉄道事業を中心に、グループ傘下には東武百貨店などの流通業や、「東武ワールドスクエア」で知られるレジャー事業など多様な業態をかかえる。東京スカイツリーも同社が展開している。

一方、昨年7位の関西みらいFGは22.1年と昨年より平均勤続年数を2.2年落として46位になった。