秘密を守れない人は、どうして守れないのか

誰にも言うなと言ったのに、5分後には周囲に言いふらしている口の軽い人。対して、口外しないことを律義に守り、墓場まで持っていける口の堅い人。

写真=iStock.com/PRImageFactory
※写真はイメージです

秘密を話すなら後者に限ります。見分け方として、大きく3つのポイントがあります。

1つ目はルールを守るかどうか。口が堅い人は「誰にも言わないで」と言われたら、口外してはいけないというルールを守ろうとします。対して、口が軽い人は秘密の話を他者にすることに抵抗がありません。前者は勤勉性や誠実性が、後者は開放性が高い、という特性を持っているとも言えます。

2つ目は秘密の話をすることで、人間関係が変わる可能性を想像し、不安に感じているかどうか。口が堅い人は、秘密の話がコミュニティ内に広まると、何か悪いことが起きるかもしれないと不安感を抱きます。自分が秘密をバラしてしまったことが、本人に知られたら……というところまで想像すると心配になって、軽はずみな行動を避けようとするタイプです。

「喋ってしまうと、本人に申し訳ないな」と、相手が悲しむ気持ちを考えたうえで秘密を守るタイプもいます。対して、口が軽い人にはその発想がありません。むしろ、秘密の話を口にすることで、人間関係が円滑になると考えている節があります。