「百田尚樹の最新小説」をめぐる販促企画が大失敗

老舗出版社・新潮社がおかしいという声を最近よく耳にする。

最近もこんなことがあった。10月4日、新潮社のTwitterアカウントで、「百田尚樹の最新小説『夏の騎士』をほめちぎる読書感想文をツイートすると、図書カードが当たるビッグチャンス」と告知したのである。

ハッシュタグ「#夏の騎士ヨイショ感想文」をつけて感想文をツイートすると、「百田先生を気持ちよくさせた20名の方に、ネットで使える1万円分の図書カードを贈呈!」とうたった。

もう百田の本は売れないと考えた担当編集者が、話題作りのためにひねり出したのかもしれないが、読者と著者をバカにした企画である。当然のことだが、すぐに「新潮社はお気を確かに」「歴史ある出版社として恥ずかしくないのか」などの批判が上がった。

写真=時事通信フォト
第74回文化庁芸術祭のオープニング・オペラ公演鑑賞のため着席される秋篠宮ご夫妻=2019年10月1日、東京都渋谷区の新国立劇場

“全身小説家”の異名を持つ井上光晴の長女・井上荒野はこう言っている。

あわてた新潮社は、

と、早々に中止してしまったのである。