プレジデント誌が発した重大懸念、ついに現実となった

「1機200万円もしないドローンが、イエメンの武装勢力によってサウジアラビアの石油施設を攻撃し、全世界石油供給量の5%に該当するサウジアラビアの原油生産量の半分を止めてしまった」。この一報に世界は驚愕した。

 
もし日本と中国との間で戦争が起きたら、日本は苦戦必至!(時事通信フォト=写真)

筆者が、プレジデント誌で繰り返し指摘してきた事態(ヤマダ電機で買えるような安価なドローンによる軍事攻撃)が起きたのである。ただし、この攻撃手法や攻撃者については諸説紛々であった。

2019年9月18日、サウジアラビア国防省は、自爆ドローン18機と巡航ミサイル7発をミックスした攻撃にあったと発表した。自爆ドローンは新型のタイプであるが、イスラエル軍のレーダー破壊用自爆ドローンIAI Harpy NGに似ており、これを模したものと思われる。

このことは何を意味しているのか。