高所得者と低所得者の「時間の使い方」にはどんな違いがあるのか。雑誌「プレジデント」では、年収2000万円と年収500万円のビジネスパーソン150人ずつにアンケートを実施。その違いを探った。第1回は「平日の時間の使い方」について――。(全4回)

※本稿は、「プレジデント」(2017年5月15日号)の掲載記事を再編集したものです。

同じ1週間でも時間の過ごし方は人それぞれだが、一般に所得が多く人生の成功者とされる「一流の人」と所得がそれほどでもない庶民レベルの人には、仕事だけでなくプライベートな時間にも違いがあるのではないか。年収2000万円以上の人を「高所得者」、年収500万円未満の人を「低所得者」と定義し、両者にオンとオフ時間の使い方について詳細なアンケート調査を実施、検証してみた。

アンケート結果は、自らの努力で富裕層の仲間入りを果たした2人が分析。1人は経済評論家、投資家として活躍する加谷珪一氏。サラリーマン時代には金融機関に勤務し、多くの富裕層に接した経験を持つ。もう1人は、不動産から医療法人まで年商100億円の企業グループをつくり上げた金森重樹氏だ。

では高所得者と低所得者では、平日の時間の使い方にどんな差があるのか。まず朝の時間については、高所得者のほうが早起きで出勤も早かった(図1、2)。8時前には約42%が会社に出ている。なぜか。「高所得者は、時間の割り振りに自由がきく非定型業務に就いているケースが多いからでしょう。出勤時間が早いのも自分のペースで時間配分したいという意思が強いからだと思います」(加谷氏)。