使い心地のいい文具をどう選べばいいのか。今回、「文具ソムリエール」の菅未里さんに、機能性とデザイン性を兼ね備えた最新文具10点を選んでもらった。「ボールペン」「万年筆・シャープペン・マーカー」「定規・のり・修正テープ」の3ジャンルに分けてご紹介しよう。

「この人、デキるな」と唸らせる逸品は?

「プレジデント読者に、“間違いない”文具を選べた自信はあります」

開口一番、文具ソムリエールの菅未里さんは力を込めて話す。

菅 未里●大学卒業後、文具好きが高じて雑貨店のステーショナリー担当に。文具の魅力を各種メディアで紹介する“文具ソムリエール”として活動して脚光を浴びる。著書に『毎日が楽しくなる きらめき文房具』『文具に恋して。』がある。

「筆記具を選ぶポイントは、まず書き味がいいこと。力を抜いてさらさら書けるタイプはおすすめです」

たとえばボールペンの「ジュースアップ」は、極細×滑らかな書き味。「ロメオNo.3」はまろやかな書き味に定評がある。

基準にすべきは機能面だけではない。“見た目”も重要だと言う。

「デザインがいいと使うこと自体が楽しみになるし、仕事のモチベーションも上がります。使う文具で仕事の成果は変わると思いますね」

さらに菅さんはこう付け加える。

「文具はファッションと同じです」

どういうことか?

「文具の正解は、それを使う人に似合っているかどうかで決まります。仕事内容とマッチする文具を使っている人を見ると、『この人、デキるな』と見惚れてしまいます」

次ページから紹介するのは機能性とデザイン性を兼ね備えた10の文具。この中から、あなたに似合う文具を選び取ってほしい。