オックスフォード大学大学院で修士号を取得、ほかにも英国有名校のMBAを持ち、数々の外資系企業で重職を歴任――。そんな山田美樹さんが、自身の仕事術を『外資系で学んだすごい働き方』(プレジデント社)にまとめました。その内容はずばり「すぐに役立つ」仕事術。今回は著書から「睡眠の取り方」について紹介します。

毎日6~8時間、質の高い睡眠を取る

安定して高いパフォーマンスを上げるには、コンディションを整えることも大切になります。休息と栄養をきちんと取ることが大事です。

重要なのは十分な睡眠を取ることです。私は常に睡眠の時間を確保すること、睡眠の質を上げることを心がけています。毎日6~8時間の睡眠時間を確保し、夜は10時、遅くとも12時には寝て、朝は6時過ぎに起きています。睡眠時間は特に気をつけていて、非常に忙しい時期でも最低4時間半は取ります。

仕事が終わらず、やらなくてはならないことが残っている時は、とりあえず寝て、翌朝早く起きて仕事をするようにしています。目覚まし時計だけでなく、寝る時間もリマインドするアプリを使って睡眠時間を管理しています。

「ニュートン」で発表されていたある研究結果によると、睡眠時間を削って仕事をするのは酩酊状態と同じで非常によくない。それよりは、きちんと睡眠を取ったほうがパフォーマンスは向上するという結果が出ています。どんなに忙しくても眠ることが大事なのです。

ただ眠ればよいのではなく、睡眠の質がポイントで、深い睡眠が必要です。

ストレスフルで長時間労働のコンサルティング会社に勤めていましたが、会社主催で睡眠セミナーが数回開催され、そこで睡眠の質を高めるには、音や温度、湿度、光にも注意すべきと教えられました。

静かで、真っ暗で、そして適度な温度、湿度の部屋で眠りましょう。