『白昼の死角』 高木彬光著 光文社文庫

実際に起きた経済詐欺事件がベースの推理小説です。学生時代、何気なく本屋で手にした1冊でしたが、主人公の天才的な詐欺の手口の数々を見て、あっという間に虜となってしまいました。

私は本を破りながら読み進めます。もったいないという人がいますが、私にいわせれば1000円やそこらの投資で多くを学ぼうというほうが虫のいい話。1冊から3つのことが学べて、実践に移せれば十分。ほとんどは1回読んで終わりですが、この本は7冊を読み潰しています。

社長の仕事は、社員やお客様を騙し続けること。もちろん悪い意味で騙して実害を与えてはいけない。高い目標を掲げ、予想に反して達成する。それこそが経営の醍醐味なのです。