競馬、競艇、パチンコ、……。ギャンブルで儲けるのは至難のわざだ。基本的にどのギャンブルも必ず胴元が儲かる仕組みになっている。しかし、「条件つき」ならば、必勝法があるのだ。その代表例が「マーチンゲイル法」である。“カジノ必勝法”として古くから知られるその具体的な賭け方について、ここでは競馬を例に説明しよう。

1日に全12レースが行われるとして、第1レースから順番に買う。ルールはごくシンプルで、まず単勝(1着の馬を当てる)でオッズ(賭けたカネが何倍になって払い戻されるかという払戻金の倍率)がピッタリ2倍の馬に100円を賭ける。ここで勝てば配当金は200円なので、100円の儲けになる。

負けたら、第2レースは2倍の馬に倍額の200円を賭ける。勝てば配当金は400円となり、「400-(100+200)=100円」の儲けだ。負けたら、第3レースでは2倍の馬に倍額の400円を賭ける。

つまり、負けたら2倍の金額を賭けて、勝つまで続けるだけ。それゆえ「倍賭け法」という別名もある。どこで勝っても、必ず最初の賭け金と同額の100円が儲かる。