年末年始の足音が聞こえてきたら……

節約や無駄遣いをしないということは一年中心がけていたいものですが、年末から年始にかけては支出が増える時期なので、油断していると湯水のごとくお財布からお金が流れていきます。しかし幸いこの時期の支出は決まった費目が多いため、計画性を持つことでかなり大きな節約をすることが可能なのです。今回は11月から1月にかけての節約法をご紹介します。

【11月】
▼年末調整や確定申告に必要な書類チェック

年末調整や確定申告に必要な生命保険や損害保険のハガキもそろそろ届いていることかと思います。紛失してしまい「面倒だから」という理由で申請しなかったという声を耳にすることもあります。せっかく控除されるのですからもったいない。これらの書類は失くさないよう保管しておきましょう。

▼お歳暮の早割

デパートや大手スーパーでは既に受付が始まっています。早期ですと最大50%割引というところもあり、お歳暮時期が近づくにつれて割引率が少なくなっていくので、早いほうがお得です。最近ではお歳暮やお中元の習慣も少なくなってきていますが、毎年贈っているというのであれば、早めに手続きをしておきましょう。

▼年賀はがき・喪中はがき印刷

パソコンが普及してから自分でつくる人も増えた年賀状ですが、それでもまだまだ外注している人も多いのが年賀はがきの印刷です。年賀はがきや喪中はがきの印刷受付も、10月後半からはじまっています。早割の値引率は25%~35%程度。300枚、400枚と印刷を頼む方であればギリギリになって注文するよりも早割を利用したほうがお得です。しかし、縁起でもないことですが、年賀はがきの印刷を注文したあとに喪中になる可能性がある方は、見極めが必要です。

▼大掃除の外注は遅割の検討も

共働き家庭が増えてからというもの、大掃除を業者に依頼する人も増えてきました。掃除の節約に関しては、前述のお歳暮やはがきの早割と少し違います。申し込み時期よりも実施時期によってお値段が変わってくるところがあるのです。要するに皆が希望する年末近くはお値段が高く、それ以外の時期でしたら10~20%お得になることも。したがって掃除をしてもらう時期を11月中にするか、思い切って1月の日付を指定することで節約ができるのです。