良い相性と悪い相性がある
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良い相性と悪い相性がある

九星はそれぞれ五行の木、火、土、金、水のいずれかに属しています。一白水星なら水、二黒土星、五黄土星、八白土星なら土、三碧木星、四緑木星なら木というように、属する気が星の名に記されています。前に述べたように五行の気にはそれぞれ良い相性の気があります。つまり、九星のそれぞれに良い相性の星があるということです。

吉方位とは、自分の本命星と相性の良い気が入っている方位のことです。その年、その月に、自分の本命星と相性の良い星が入っている方位に行くことで、良い気を取り込み、幸運を呼ぶことができるのです。

あなたの本命星がもし四緑木星なら、2009年の吉方位は、三碧木星が入った東北、一白水星が入った西北ということになります。

ところで、方位には吉方位がある半面、間違って行くと失敗、災難、事故、病気で苦しむ凶方位があります。例えば、土が相性の良い気であったとしても、五黄土星の入っている方位は使えません。五黄殺といってどの星にとっても凶方位となります。また、自分の本命星が入った方位も本命殺といって凶方位です。凶方位は全部で8つあります。

間違って旅行で行ってしまった場合なら、後に吉方位に行って良い気を取り込み、凶意をカバーすることもできますが、引っ越しの場合、簡単には取り返しがつきません。意識して避けることが大切です。

特に、自分にとっての凶方位と五黄殺などの凶方位が重なった場合は、さらに強力な大凶方位となります。絶対に犯してはならない方位です。

また、吉方位と凶方位が重なった場合は、吉凶両方の影響があります。良いことが起これば、悪いことも起こるので、やはり使うべき方位ではありません。