やりたいことを見つける3つの習慣

どうすれば、人生でやりたいことが見つかるのか?

今回はやりたいことを見つけるための「3つの習慣」(発見する、行動する、直感に従う)をご紹介します。

習慣1. 自分の中のワクワクを見つける「発見する習慣」

自分がやりたいことを、どう見つければいいのか? 私はそうしたご相談をたくさん受けます。そんなときはこうお伝えしています。「まず、自分が何にワクワクするかを知ってください。軽い感じのワクワクではなく、心底ワクワクする、自己欲求を満たすレベルでのワクワクとは何かをご自身で探してみてください」。

なぜ、軽い感じのワクワクでは不十分なのか。それは、仮に好きなこと、ワクワクする事柄を挙げてもすぐに実現できない場合があるからです。

たとえば、「モデルになりたい!」「野球選手になりたい!」「パイロットになりたい!」「医者になりたい!」と言っても年齢や物理的な条件から難しいケースがあります。

「本物のワクワク」を探す上で大切なこと、それはなぜ、それにワクワクしたのか? 何に心が踊り魅了されるのか? と自分自身を掘り下げてみることです。その源にこそ、あなたを刺激する本物の「欲求」があります。

その「欲求」を明確に知らなかったばかりに、仕事がうまくいかなくなることもしばしば起こります。

たとえば、「冒険する」「競争に勝つ」という欲求を持っている営業マンAさんの話をしましょう。

最初に入社した会社では新規開拓営業でどんどん新しいお客様に飛び込み営業をしていました。その会社は、売り上げ競争があり、成績表が全社に張り出されるという、大変シビアだけれど頑張りがいのある仕事環境。Aさんは充実感を感じていました。

そして、意気揚々ともっと大きな仕事がしたいと、次の会社に転職をしました。ところが、その会社の仕事は規模が大きい代わりに、組織で動くスタイルの営業です。Aさんは1人でガンガン動いていきたいタイプですが、転職先では、全ての判断に上司、本部長、事業部長までお伺いを立てる必要があります。さらに既存顧客ばかりを担当し、売上げ競争はない。

同じ営業職をしていても、前者ではワクワク意気揚々と仕事をしていて、次の会社ではフラストレーションの塊となり、次第に仕事が嫌になっていったのです。

このAさんの事例を見てわかるように、職種や業界、趣味そのものに目を向ける前に自分の中の欲求に目を向けて頂きたいのです。