出会った瞬間に「あ、この人は信頼できそう!」と感じる人がいる。反対に「ん? この人、なんだか不安……」と思うケースもあるだろう。

その第一印象が、その後しばらくの付き合いを通してもほとんど変わらず、「やっぱり、最初に思ったとおり」と納得することは少なくない。こうした経験則は、誰とでも分かち合える「あるある話」ではないだろうか。

この「あるある話」が恐ろしいのは、翻って考えてみると、自分も他人から「瞬時の判断」をされている、という点だ。

112万部のベストセラー『人は見た目が9割』の著者、竹内一郎さんは、「人は相手を0.5秒で判断している」と言う。まさに一瞬で「仕事ができそう」「いいかげんそう」「頼りがいがありそう」「感じが悪い」など、さまざまな印象を持たれているのである。

自分はどのように他人に見られているか。また、どのような印象を他人に与えたいと望んでいるのか。その2点を意識し、改善できる部分を改善できれば「自分の見せ方」に自信を持てる。人は中身が大事、というのは正論だが、せっかくの中身が相手に伝わっていなければどうしようもない。

相手に良い印象を与えるきちんとした装いを再確認し、悪い印象を与える癖を直す。竹内さんとパーソナルスタイリストの政近準子さんが伝授する具体的な「技」の数々。いざ、実践を!