盛り上がりを見せるブラジルW杯。各国のスター選手が集まる中で、ひときわ輝きを放つのがアルゼンチンのメッシ、ポルトガルのロナウド、ブラジルのネイマールの3人だ。『誰がどう言おうと議論の余地はない。現時点で、この3人が世界最高の選手だ』とは優勝候補ブラジル代表の監督スコラーリの言葉だ。欧州の著名ジャーナリストが本人たちも含めた有力者たちの証言をもとに、プライベートも含めて3人を徹底比較した書籍が『Who is the Best? ~メッシ、ロナウド、ネイマール。最高は誰だ?』。なぜ、この3人は別格なのか? 様々な面からその秘密を見ていこう。

「人生にはお金より大切なものがある。大切なのはその通りだけど、一番ではない」

2013年9月15日にレアル・マドリードと契約更新した際、クリスティアーノ・ロナウドは言った。これは、彼が地球上で最高年俸を獲得するサッカー選手になる可能性が出てきたときにメディアに語った言葉だ。

複数の情報源によると、ポルトガル人ストライカーの新契約では年俸約2100万ユーロが5年にわたり保証され、2018年6月までの契約となっているという。

経済危機が続き一般社会の平均年収が下がる一方で、ロナウドは途方もない昇給を手にした。2009年に初めて契約したときに比べて、1年当たり約800万ユーロの増収である。もし以上の数字がすべて正確であれば、年俸1600万ユーロ(1300万プラス300万のボーナス)のメッシを超えて最高年俸となる。

もっともアルゼンチン人ストライカーも契約更新が近づいており、バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は「世界最高の選手には世界最高の年俸がふさわしい」と明言している。ロナウドの年俸は1450万ユーロのスウェーデン人、ズラタン・イブラヒモビッチも超え、“わずか”1000万ユーロのネイマールの2倍近くになっている。

お金がすべてではないというものの、ロナウドは間違いなく金銭的基準を引き上げている。経済誌「フォーブス」によれば、今回の新契約により彼はチームスポーツ選手のなかで8番目の高収入を得ている。このランキングの1位は米国ウィスコンシンのNFLチーム、グリーンベイ・パッカーズのクォーターバックを務めるアーロン・ロジャースである。