北海道から沖縄までタテに細長いニッポン。気候も違えば人々の性格も違い、価値観はもちろん、相性さえも変わる。脈々と形成され、遺伝する出身県DNA。ここでは、47都道府県民それぞれの性格を大解剖。

人間・都市とも東京化が進む、都会派無個性の埼玉県人

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埼玉県民の脳内をチェック!

典型的なよそ者ルーツの埼玉県。地方出身者が多く、郷土愛も連帯感もないので、無個性が「唯一無二の個性」といってもいいほど。東京のベッドタウンとして発展した地域なので、もとは東京出身者という県人も多い。そのためか埼玉県人であることをひた隠す傾向もある。20年ほど前までは田んぼや畑ばかりが目立ち、ことあるごとに「埼玉だから」と言われ、それが全国に通じる「ダサイ玉」の語源になったのが、唯一の誇りか……。しかし、最近は生まれも育ちも埼玉の、新埼玉人も増加。都市化も進み、東京コンプレックスも薄れつつあるが、心の奥底には「おしゃれな東京人」を気取りたい心理があるのを理解すること。

●良評

・相手を尊重し、周りの人から信頼されるタイプ(北海道・男)
・大ざっぱに見えても気配りがすごく脱帽(宮崎・男)

●悪評

・あえて人と合わせないのが、自己主張と勘違いしている(香川・男)
・都会人を気取るかっこつけが多いが、実際は田舎者(京都・男)

上司――細かいことは気にしない男上司。ミニキャリアウーマンな女上司

●男上司

実直で寛大さが特徴の男上司。情熱的には見えないし、人と競争して出世しようという意識も希薄な人が多い。マイペース型でも、仕事はそれなりにソツなくこなすが決して世渡り上手ではない。細かいことも言わないし柔軟性もあるので、部下としてはとてもラクな相手。気負わずに、フランクでOK。

●女上司

活発で行動力もある、「ミニキャリアウーマン」が多い。新しい業務にも積極的に取り組み、リーダーシップも充分。包容力があり、厳しく見えてもやさしいところがある。わりと話し好きなので、仕事関連にかかわらず、「部長!」「課長!」と、なるべく声をかけ、コミュニケーションをとるとよい。