コミュニケーションは最初の一言でほとんど印象が決まってしまう。話し方の専門家・新田祥子氏に必須の基本フレーズを伺った。
●上司への質問

「2点質問があるのですが、2、3分よろしいでしょうか」

(質問数・所要時間がわかると、状況判断がしやすくなる)

●上司に呼ばれたとき

「はい、ただいま」
「はい、このFAXを送ったら、すぐにお伺いします」

(具体的行動がわかれば、相手も時間を計測できる)

●上司に仕事を頼まれた

「承知しました」
「○○を○○までに仕上げればよろしいのですね」

(依頼内容と納期を確認すれば、さらに相手は安心する)

●上司に褒められた

「ありがとうございます」
「○○部長にそう言っていただけると、余計に嬉しいです」

(素直に感謝の言葉を述べる。謙虚かつ前向きな言葉を添えるとさらによい)

●上司からピントはずれなアドバイス

「大変鋭いご指摘です」

(上司も万能ではない。恥をかかせず、上手に対処を)

●失言を謝罪

「申し訳ございせんでした」
「深く反省しております」
「これからもご指導ください」

(気をつけの姿勢をし、75度の角度で腰を折る。謝るときは徹底的に)

●上司に資料を提出

「資料のご確認、お願いいたします」
「何か不備がございましたら、ご指導よろしくお願いいたします」
「お手すきのときに、目を通していただけますでしょうか」

(黙って提出せずに、一言添える)

※本記事は、新田祥子氏の話、および『こんなときなんて言えばいいの? とっさのひと言フレーズ集』(新田祥子著)をもとにプレジデント編集部作成。

(三浦愛美=構成 奥谷 仁=撮影)
【関連記事】
「あがり症」を簡単に克服する方法
女に嫌われる話し方、男に嫌われる話し方
上司の逆鱗に触れない、巧みな謝り方
社交不安障害 -プレゼンで緊張するのはなぜか?
口下手な人のためのネタ帳100[対 取引先編]