多くの女性にとっては会社や仕事だけがすべてではない。さらに、仕事で大切なことは必ずしも昇進やお金ではなく「私はここで役に立っている」という自分の居場所確認だったりする。だから昇進したがらない女性も普通にいるというわけだ。

ぐっどうぃる博士

仕事を依頼するときも「上が言ったから言うことを聞け」ではなく、誠実に納得するまで理由を説明する。女性は納得すると非常によく動いてくれるが、納得しないと上司の命令でも動こうとしないことがある。

「相手を見るときも男性は能力で判断するところがありますが、女性の基準は好き嫌い。一度『嫌い』となったが最後、何も協力してくれなくなる。だから『嫌われない』ことがとても重要なんです」(ぐっどうぃる博士)

男性は情報や論理を重視し、女性は感情やその日の気分に支配されがちといったところも性差だと言われているが、これらは生物学的に「獲物を獲ってくる男性」と「周囲と協力して子育てを行う女性」という差からきていると博士は語る。

「だからといって、最近の若い男性などは女性化している人も多いし、レッテルは簡単に貼らないほうがいい。あくまで基本ということです。特に女性は『ゆとりだから』『女だから』とレッテルを貼られることを嫌うので気をつけてください」

あとは性的な目で女性を見ていると思わせるような発言をしないことだ。女性は妊娠、出産のリスクを負っているので、本能的に男性を怖いと思っており、そういった言動には非常に敏感だ。見た目がいい女性を性的な目で見てひいきしたりすると、本人だけでなくほかの女性にも絶対にわかってしまう。

「そういった事態を防ぐためには、なでしこジャパンの佐々木則夫監督みたいに、常に愛妻家をアピールしておくのもいいですね」と博士。