なまじ高学歴だから余計にこじれる
高学歴の年収300万男は、扱いに困る……というのは、同級生に悩まされたメグミさん(40歳、マスコミ)。
「大学生のとき、地方出身者同士ということで仲良くなった仲間の1人なんですが、一流私立の院卒なのに、結局40歳の今も独身です」
大学時代から「小説家になる」と豪語し、就活の時期になると「俺は出版社に行くから。バカな大学の奴と女の文系は就職に苦労する。男は一生勤めた会社で働くけど、女の働きたい気持ちなんて、すぐに消えるよ」と、差別的な発言が多かった。
だが、メグミさんがマスコミに決まり、本人がフリーターという結果に。内定を知らせると「見下してるだろ。俺のこと」と逆切れされた。結局、彼は院に進んだが、自分が書いたミニコミ誌の記事のコピーを自宅のポストに入れにくるなどストーカーまがいの行動をされ、頭にきて縁を切った。
しかし、その後も友達が結婚すると「先越されたね。25歳の壁は厳しいらしいよ」と嫌みなメールが。ネットの英語の書き込みにも「文法間違ってる。添削しようか?」と際限がない。
「仲間うちの掲示板やmixiやフェイスブック、ツイッターなどで絡んでくる。すぐにアンフレンドにしましたが」
メグミさんも今は結婚もし、キャリアアップして仕事も順風満帆。久しぶりに聞いた彼の近況は「海外留学して大学を転々とし、今はアメリカの片田舎の大学の講師」。もちろん独身だ。
「優越感と劣等感が両方強い。なまじ高学歴だから余計にこじれるんです」