僕なら各店舗にかたっぱしから電話をかける
それはそれで行動力はありますが、もっと行動力がある人はそんな時間とお金のかかることをする前に、群馬のグルメ情報を発信しているサイトを探してその運営者にメールを送り、とんかつ屋開業にあたっての助言を求めるかもしれません。
僕が担当者なら、まず群馬でとんかつ屋を営業している店舗をデータベース化し、かたっぱしから電話をかけ、「とんかつ愛」をアピールしながら情報を根ほり葉ほり聞き出すかもしれません。
電話が苦手なら、メールでもいいでしょう。むしろ一斉送信できるメールは量が稼ぎやすいので、最終的に得られる情報量は増えるかもしれませんね。
ネットの世界にこもっている人たちはこうした「デジタル行動力」のレベルだけは高い人が多いので、それもいい武器になるんじゃないでしょうか。
自分の欲求を満たすために平気で他人の時間を要求する。普通に考えたら厚かましいお願いです。でも多少の厚かましさや強引さ、そして断られても気にしない姿勢が、行動力には欠かせません。
行動していない人にチャンスは来ない
この行動力の話、恋人づくりとも似ています。
「そこそこ顔もいいし、性格も悪いわけじゃないのに、なんで恋人ができないんだー」と悩んでいる人。そもそも、行動しているんでしょうか。
僕からできるアドバイスは、「待つんじゃなく、いますぐ行動しろ」です。フラれる・うまくいく以前に、告白しないことには状況は変わりません。
イエスだったら儲けもの。ノーだったら次の人を探せばいいだけ。
小学生でもわかる理屈ですが、意外と多くの人ができていません。
行動とは「やるか、やらないか」だけの問題です。「成功する、しない」の問題ではありません。
経営でも、業績のいい会社は従業員の「行動量」を数値化して、普段から大量行動を促すケースが多いそうです。もし「うまくいったか否か」を評価基準にした瞬間、みんなうまくいきそうなことしかやらなくなって、社内でジーッとしている従業員だらけになる可能性があるからです。