できない言い訳をする人は「無能」

何からやっていいかわからない人はYouTubeで初心者向けのチュートリアル動画を探して、見様見真似で簡単なプロジェクトを最後までやってみるといいでしょう。それで基礎を覚えたら、もう少しレベルの高いものに挑戦し、足りない知識は個別にネットで調べていく。

これが「独学の基本」ではないかと思います。

ゼロからのスタートなら、1日1時間の独学を1カ月続けるだけでも、自分でも驚くほどレベルアップできるはずです。

そうした成功体験を積み重ねていくと、独学力はどんどん鍛えられていきます。新しいことを調べたり、学んだりするときのコツがわかり、学ぶことへの心理的ハードルも下がっていきます。

もちろん受験勉強のように効率的に学びたいなら誰かに学ぶ選択肢もあります。語学学習は相手が必要ですし、スポーツや大工など体を動かすものはコーチがいたほうが習得は早いです。

かといって新たなことを学ぶとき「教えてくれる人が近くにいないから学べない」という発想を持つのは本当に危険です。

これは会社員にも言えることです。仕事をするうえで未経験のことに取り組む場面は、当たり前のように存在します。そのとき短期間でスペシャリストになれなくてもいいので、せめて自分なりにパパッと調べて「全体像をつかむ」くらいはしたいもの。そうすればいまの自分に足りないことや専門家に任せたほうがいいことが見えてくるので、次の最適なアクションが判断できます。

そもそも「教わっていないからできません」とか「マニュアルがないからできません」を言い訳にする人は、確実に上司から「無能認定」されるので要注意ですよ。

土地勘のない場所で調査業務、どう動く?

共通点②行動力がある

行動力と開拓力はほぼ同じ意味として使うこともできますが、ここでは行動力とは「多くの人が躊躇する行動をサクッととれること」を指すことにします。

たとえばみなさんが飲食店勤務で、会社として群馬でとんかつ屋の開業を検討していて、その調査を依頼されたとします。ただし土地勘はありません。みなさんならどうするでしょうか? ちょっと考えてみてください。

……………………はい、時間です。

とりあえず現地調査ですか? なるほど、正攻法かもしれません。県内でとんかつ屋の需要がありそうな町をいくつか選んで現地入りし、覆面調査をしてみる……みたいな感じですかね。