素人でも独学で2ちゃんねるをつくれた

共通点①独学力が高い

わからないことに直面したときに自分で調べたり、知っていそうな人を探して教えを乞うことができるか。こうした独学力がいかに重要であるかは、僕の過去の著作やネット配信で繰り返し強調してきたとおりです。

「独学力」は人生を自由に開拓していくために圧倒的に重要で、「この能力さえあれば、どんな環境に置かれてもなんとかなるんじゃね?」とすら思います。

僕がインターネット掲示板の2ちゃんねるをつくったときも、そうです。僕は、掲示板サービスなどつくったことはありませんでしたが、インターネットでいろいろ調べながら独学でコードを書き、サービスを立ち上げました。もし僕に独学力がなかったら「エンジニアを雇わないといけないな。面倒くさいな」と思ってアイデアレベルで終わっていたかもしれません。

勉強に必要な情報はネット上にある

小学校のときにBASICという言語で簡単なゲームをつくった経験はありましたが、大学時代にコンピュータサイエンスを専攻したわけでもなければ、名の知れた天才エンジニアだったわけでもありません。

ただ、プログラムを書く基本の作法だけは知っていたので、未経験の言語でもなんとかなるだろうというノリで書いてみたら、実際にできたというだけです。

写真=iStock.com/scyther5
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だからたまに「プログラミングを学びたいけどメンターが見つからない」という相談を受けると、「やらない言い訳」にしか聞こえないんですよね。現役バリバリのプログラマの大半も、基本的には「独学」で学んだものであって、「プログラミングスクール」のようなものに通う人はほぼいないので。

これは3Dモデリング、CAD(コンピュータ支援設計:コンピュータ上で2Dや3Dの製図を行う)、動画編集、DTM(デスクトップミュージック:パソコン上で音楽を制作・編集する作業)など、ちょっと前ならプロしかできないと思われていたスキルもすべて一緒。いまの時代、大半の勉強に必要な情報は全部インターネット上にあり、しかもプロと同様のツールに簡単にアクセスできます。